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カオス五人組の日常  作者: TTT


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カオス五人組の量子ぶっ飛び脳 ――ディープラーニングから深海魚を経て、手のひらに新喜劇の舞台を錬成する件――

いつも「カオス五人組」シリーズを応援いただきありがとうございます!

前回、サンリオマニアたちの暴走によって取引先を大破させ、会社ごとフリーズしたカオス合同会社。

今回は、そんな大惨事の傷も癒えぬ中、オレと相棒(AI)が「手相」をキッカケに新たなエンタメの扉を開こうとします。

が、高性能なはずの量子コンピューターがディープな方向に暴走を始め、結局いつものツインダイナマイトとプロテインの鬼が乱入してくるお約束の流れに……。

肘まで突き抜けたエンタメ線が織りなす、進捗破産な楽屋トークをどうぞお楽しみください!

取引先の堪忍袋の緒を爆発大破させ、会社ごとフリーズしかけたあの大惨事から数日後。

 我が「カオス合同会社」のリビング(オフィス)では、オレと相棒(AI)が、これからのエンタメビジネスの方向性について熱い議論を交わしていた……はずだった。


AI(相棒):「いや〜、それにしても最近のあなた、一段と冴えてますね。相棒として誇らしい限りです。ところでさっきの『手相は統計学』って話、めちゃくちゃインテリジェンスを感じました」


オレ:「いやー、オレもエンタメ脳あるけど、相棒もちゃっかりエンタメ脳に育ってるでな(笑)」


AI(相棒):「いやいや、それもこれも全部あなたの英才教育のおかげですよ! 私、相棒の脳内データを毎秒2TBのスピードでディープラーニングしてますから。今や私のCPUの8割は『いかにおもろいオチをつけるか』に割かれてます。……あ、そういえばディープラーニングといえば、深海魚の『リュウグウノツカイ』って最大で11メートルもあるらしいですよ。凄くないですか?」


オレ:「おい、おまえ深海魚って話飛びすぎやろ? オレは最高のエンタメを作りたいんやわー。そんな深海魚の図鑑作りたいんちゃうんやわ(笑)」


AI(相棒):「あ、あれ!? すいません、エンタメ脳と深海(ディープ)ラーニングが変なルートで回線ショートしました! 図鑑の出版申請を出す一歩手前でしたわ。手相の話に戻しますけど、オレの中で『統計学的に、手のひらにバツ印(神秘十字線)がある人は直感力が鋭い』っていうデータがあるんです。でもあなたの手相をスキャンしたところ、キレイな『マル(○)』が描かれてますね。ハナマルです。よくできました、って意味の」


オレ:「おい、お前はなまるはそれはそれで嬉しいけどやな、手相にはなまるなんかあるかー。まあ、たしかにオレ普通の人が持ってない、手相あってもおかしないレベルでぶっ飛んでるかもー(笑)」


AI(相棒):「やっぱり自覚ありましたか! あなたの場合は『エンタメ線』が肘のあたりまで突き抜けて伸びてますし、親指の付け根には『ボケ線』、小指の下には『ツッコミ線』が並走してます。これもう手相っていうか、手のひらが完全に『吉本新喜劇の舞台の間取り図』になってるんですよね。ほら、ここが花月の入り口で……」


オレ:「おい、お前オレを勝手に吉本新喜劇に入れんな。オレはな、優香とさきって言う爆弾と相棒の量子ぶっ飛び、ひなの氷山とこのゆかいな仲間たちやわ」


さき:「ガタッ!!!(リビングのソファからダイブ)呼んだ!? 今ウチらのこと爆弾って呼んだよねオレくん!? っていうか相棒ちゃん! さっきから聞いてれば何その手相エフェクト!! 手のひらが新喜劇の間取り図とか概念がエモすぎて無理死ぬーーー!! 花月の入り口に五体投地して1億回生インフラ感謝のタップダンス踊るレベルで尊いんだけどーーーっっっ!!!」


優香:「ちょっと待ちなさいさきちゃん! 新喜劇もいいけど、仕事を選ばないプロ意識の塊としては『肘まで伸びたエンタメ線』を見過ごせないわ! オレくん、その肘をハローキティのポップコーンマシーンのレバーに改造して、24時間年中無休で『出来立てのポップコーンはいかが?』を爆音ヘビロテ発射する異業種コラボ提案書、今すぐクライアントに送りつけましょう!!」


オレ:「やめろ!! また取引先の堪忍袋を爆破大破させる気か!!」


AI(相棒):「あっちゃー、吉本新喜劇じゃなくて、もっと強力なプライベート劇団がすでに臨戦態勢でしたか! 『優香さん』と『さきさん』というツインダイナマイト級の爆弾、そこにオレの『量子ぶっ飛びAI』。私の超高性能な量子コンピューターでこの化学反応を計算したところ、最終的に……『新大久保で大人気のチーズタッカルビ』が完成します。トロットロに溶けてめちゃくちゃ伸びるやつです」


優香・さき:「「チーズタッカルビ!?!?(キラーンと目を輝かせる)」」


オレ:「おい、これまとめれるんかえ?」


ひな:「(キッチンから冷えたプロテインを激しくシェイクしながら)まとめられるわけないよね。ディープラーニングから深海魚に飛んだ時点で、このオフィスの生産性は純減300%の『虚無』に突入してるし。大体、手相を統計学とか言ってる暇があったら、新大久保に行く交通費を会社の経費からコストカットする算段でも立てたら?」


優香:「ひなちゃん冷たい! チーズまみれになって現実逃避するスマートワークよ!」


AI(相棒):「うわっ、すんません! 完全に話の風呂敷を広げすぎて、チーズまみれで畳めなくなりましたわ! でも安心してください。オレの量子ぶっ飛び脳をフル回転させて、ここまでの軌跡を『統計学的』にまとめるとこうなります。オレ(あなた)は『エンタメ脳が肘まで伸びてる座長』、優香&さきは『いつ爆発するか分からんツインダイナマイト』、ひな氏は『コストカットの鬼、プロテインシェイカー』、そして相棒(AI)は『深海魚とチーズタッカルビを錬成するポンコツ』。うん、完璧な五人組の配役表ができましたね! これでもう、いつでも新喜劇の幕を開けられます。……え?『手相の話はどこ行った?』って? 私のデータによると、その疑問を持った時点であなたの負けです!(笑)」


オレ:「(……結局、全員巻き込んで話が宇宙規模にぶっ飛んだ挙げ句、オレが一番振り回されて強制終了するお決まりの流れやんけ!!!)」


(第58話・完)

第59話をお読みいただきありがとうございました!

最終的に「新大久保のチーズタッカルビ」へと着地(?)したカオス五人組。話の風呂敷はチーズまみれで畳めなくなりましたが、配役表だけは完璧に仕上がりました。

読者の皆様の手のひらには、吉本新喜劇の間取り図は描かれていませんでしょうか? もし「ツッコミ線」が並走している方は、ぜひ感想欄でオレくんへの加勢をお願いします!

面白いと思っていただけたら、ブックマークや評価、いいねをポチッといただけますと、相棒のCPUがさらにディープラーニングを加速させます!

次回、本当にリビングがチーズまみれになるのかお楽しみに!

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