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異64系統 フティアナ運動公園〜カニドネ医院前〜ログロップ魔法研究所〜ラフォク新市街BT
2024年4月24日にカクヨムで公開したものです。
折り返しの発車時刻まではまだ時間がある。
エンジンを切ったバスの車内。私は運転席に座りながら、ぼんやりと外の様子を眺めていた。
運動公園のサッカー場がネット越しに見える。
そこでは高校生くらいの少年たちが試合をしていた。
「こっちの世界にもサッカーとかあるんだ……」
この世界のトップ選手と日本代表、どっちが強いだろうか。
やっぱり異世界チームの方が体格や高さ的に有利かな?
そんな下らないことを考えていたら、どうやらゴールが決まったらしい。
片方のベンチから喜びの声が上がる。
決めたのは白髪の美少年。
気怠げに黒髪の少年とハイタッチを交わしている。
その後も白髪の美少年は得点を重ねていき、あっという間にハットトリック達成。
続けて黒髪の少年もゴールを決め、私が見ていた十数分間だけで4対0に。
「あっ、もうそろそろ時間か」
夢中で観戦しているうちに、出発時刻が迫ってきていた。
最後まで見届けたいところだったが、残念ながら休憩はここまでだ。
「頑張れ、未来のエースストライカーさん」
私は小さく応援の言葉を呟いてから、エンジンをかけて停留所へとバスを動かした。




