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異世界ローカル路線バス  作者: 横浜あおば
第二期中期経営計画

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73/202

異64系統 フティアナ運動公園〜カニドネ医院前〜ログロップ魔法研究所〜ラフォク新市街BT

2024年4月24日にカクヨムで公開したものです。

 折り返しの発車時刻まではまだ時間がある。

 エンジンを切ったバスの車内。私は運転席に座りながら、ぼんやりと外の様子を眺めていた。


 運動公園のサッカー場がネット越しに見える。

 そこでは高校生くらいの少年たちが試合をしていた。


「こっちの世界にもサッカーとかあるんだ……」


 この世界のトップ選手と日本代表、どっちが強いだろうか。

 やっぱり異世界チームの方が体格や高さ的に有利かな?


 そんな下らないことを考えていたら、どうやらゴールが決まったらしい。

 片方のベンチから喜びの声が上がる。


 決めたのは白髪の美少年。

 気怠げに黒髪の少年とハイタッチを交わしている。



 その後も白髪の美少年は得点を重ねていき、あっという間にハットトリック達成。

 続けて黒髪の少年もゴールを決め、私が見ていた十数分間だけで4対0に。


「あっ、もうそろそろ時間か」


 夢中で観戦しているうちに、出発時刻が迫ってきていた。

 最後まで見届けたいところだったが、残念ながら休憩はここまでだ。


「頑張れ、未来のエースストライカーさん」


 私は小さく応援の言葉を呟いてから、エンジンをかけて停留所へとバスを動かした。

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