「は」と「が」の違い(初心者向け)
はじめに
本作はあくまで、「なろうで執筆を始めてみた初心者」が迷った際の情報まとめとして書いています。
私自身は文系では無いので、文系バリバリの方には劣ります。
なのでマサカリはやめて下さいね。
心をおおらかにしてお読み頂くか、無理そうならブラウザバックをお願いします。
こんにちは、あるいはこんばんは。
今回は助詞の「は」と「が」の違いについて軽く触れてみたいと思います。
厳密なものではなく、あくまで初心者向けのざっくりイメージとなりますので、レベルはそれほど高くありません。
また、一般的に広く言われている情報も、取り上げだすとキリが無いため、割愛しています。
先にご了承くださいませ。
◆お品書き
・文の傾向と大まかな違いについて
・カメラワークの違い
・「は」で得られるカメラワーク
・「が」で得られるカメラワーク
・一人称視点で警察が現れた!
・この場合、どちらを使う?
・語順を入れ替えた確認方法
・なぜダメなケースがある?
・さいごに
──◆文の傾向と大まかな違いについて
ざっくり説明すると以下のような感じです。
・「は」……提示・説明の傾向。
・「が」……描写・特定の傾向。
細かい例外を述べていくと長くなりすぎるため、あくまでイメージ程度に捉えてください。
この前提を踏まえた上で、カメラワークでの説明を行いたいと思います。
──◆カメラワークの違い
厳密に定められているわけではありませんが、「は」と「が」の違いを何となくのカメラワークで捉えている読者もいます。
全員がそうというわけでもなく、あくまで私個人がそう言っている程度で捉えて頂ければ幸いです。
次に三人称一元視点でのキャラを対象としたカメラワークのイメージを示します。
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・「Aは~~」
☞ Aだけのアップ、又はA視点寄りのカメラアングル。(主観描写又はクローズアップカメラなど)
・「Aが~~」
☞ 他のキャラ、又は引きから見たAのショット。(客観描写又はピントを合わせるカメラなど)
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※ここで扱っている「A」はキャラを想定していますので、他の主語のケースは割愛します。
※今回取り上げるのはあくまで単体としての話です。並列や対比で使った場合については割愛します。
──◆「は」で得られるカメラワーク
主題として設定し、Aに対しての情報提示や説明に寄ります。
続く文がAの情報と認識されやすいので、セリフの前の文に使われていると、話者の特定がしやすくなる効果もあります。
これをカメラワークに置き換えると、A側から見たカメラ、又はAだけをクローズアップしたカメラ(アップショットやバストアップカメラ)のケースが多いように思います。
Aの心理状態や目に見えない情報(能力の説明や経緯の説明など)の提示に適し、描写の場合であっても読者の意識をAだけに向けさせる効果があります。
カメラの中央にAがいる。(又はAから見たカメラアングル)という絵が作りやすいです。
──◆「が」で得られるカメラワーク
対象を特定したり、強調したりする効果があり、客観的なAの描写に寄ります。
続く文への影響が少ないので(あくまで「は」に比べて)、前の文の情報不足を補う用途にも使いやすい性質があります。
要は、文単体で独立させやすいと言えます。
これをカメラワークに置き換えると、他のキャラからみたAや、俯瞰や引きなど、より客観的なカメラワークに受け取りやすい効果があります。
多くのキャラがいるなかでAに特定させる、又はAだけを強調させることに適しています。
カメラフレーム内に複数の情報がある中で、Aに焦点・ピントがあった絵作りとなりやすい効果が見込めます。
──◆一人称視点で警察が現れた!
ここは私個人の意見です。
そう考える人もいるのだな程度で、考えが合わなければスルーしてください。
一人称視点の場合、「ここ、『僕は』要らない~。書かなくても分かる」と警察ムーブをしてくる読者もいますが、個人的に気にする必要はないと思います。
確かに、一般的には省略できる箇所は省略し、読者負荷を下げるべきというのが通説です。
視点主の主語を加えすぎるとクドさにも繋がるので注意は必要ですが、表現したい意図があるのに難癖をつけてくる相手に対し、過度に恐れる必要はありません。(あくまで個人の意見です)
前述のカメラアングルの話とも繋がりますが、主語の提示で読者が受け取る方向を誘導することもできます。
以下の三つの例で示します。
①:皆が疑心暗鬼になる中、主張を繰り返す。
②:皆が疑心暗鬼になる中、僕は主張を繰り返す。
③:皆が疑心暗鬼になる中、僕が主張を繰り返す。
一人称視点で、文末が現在形で主語が省略されている上記のような例なら、「僕は」で補間する読者が多いと思います。
そのため、①は「皆が疑心暗鬼になる中、(僕は)主張を繰り返す。」となります。
この基本形があるため、③に違和感を覚える読者も多いかと思われます。
ですが、前述で述べている「が」の持つ、〝描写・特定〟の効果を活かしたい場合は話が別です。
特定の効果としては、他にも主張をしているキャラがいるのであれば、「僕が」を提示することで「誰が?」の読者負荷を大幅に低減させる効果があります。
ちなみに、「が」であってもクローズアップカメラをイメージする読者もいるかと思われます。
今回の例であれば、「多くの人がいる中で〝僕が〟主張する」という特定と強調による効果のためです。
明言されていなくても、「他の声を遮ってでも」「声を強めて」「他の人よりも」などを暗示していて、特に強く訴えていると受け取る効果もあります。
仮に「は」のカメラアングルを利用しつつ、「が」の持つ強調効果を得たいと考えた場合は、傍点をつけると疑似的に再現できるかと思います。
②強調例:皆が疑心暗鬼になる中、僕は主張を繰り返す。
ただ、「何か別の意味があるのか?」と深読みを誘導してしまうこともあるので、その点はご注意ください。
──◆この場合、どちらを使う?
ここまでカメラワークを中心に違いを述べていますが、それだけを意識しすぎると実際には適さないケースが発生しうるので注意が必要です。
次に例文を示します。
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例文:
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僕は犯人です。
僕が犯人です。
次の項目で簡単な見分け方について触れます。
──◆語順を入れ替えた確認方法
前後と「は」と「が」を入れ替え、確認する方法があります。
入れ替えても違和感がない場合は、どちらを使っても大丈夫なケースが多いです。
ただ、入れ替えて違和感がある場合、引っ掛かりを覚えやすい文となっている可能性が高くなります。
───────────────────
入れ替え例文:
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僕は犯人です。 ☞ 犯人が僕です。
僕が犯人です。 ☞ 犯人は僕です。
この中で違和感に繋がりやすいのは「犯人が僕です」となります。
よって、一般的には「僕が犯人です」又は「犯人は僕です」が適切となります。
──◆なぜダメなケースがある?
ダメなケースを少し深掘りします。
△:犯人が僕です。
一般的には複数いる犯人候補の中から「僕」を特定する文となるかと思います。
それなのに、僕の要素の中から「犯人」を特定した文と受け取られる可能性が生まれ、自然さが下がります。
すべてのケースで当てはまるわけではありませんが、入れ替えでの見分け方が時には有効と言うご紹介となります。
──◆さいごに
今回はあくまで初心者向けの参考としてまとめました。
例外ケースも多いので、当てはまらないことも多々あるとは思いますが、目安程度にはなるかと思います。
もし、迷っているケースがありましたら、本エッセイを思い出してみてください。
貴方の作品の向上に繋がれば幸いです。




