キャラクターの性格の一貫性について
はじめに
本作はあくまで、「なろうで執筆を始めてみた初心者」が迷った際の情報まとめとして書いています。
私自身は文系では無いので、文系バリバリの方には劣ります。
なのでマサカリはやめて下さいね。
心をおおらかにしてお読み頂くか、無理そうならブラウザバックをお願いします。
こんにちは、あるいはこんばんは。
質問板にて、キャラクターの性格の一貫性について質問が上がっていたので取り上げました。
今回はあくまで私の採用している手法をご紹介させて頂きます。
※人によって合う合わないがあると思います。
※参考程度としてご覧ください。
◆お品書き
・人それぞれのキャラ設定
・私が採用している手法
・上辺だけ設定での弊害
・人生経験から決める
・特殊な状況での選択
・キャラの価値観を変える
・さいごに
──◆人それぞれのキャラ設定
作者ごとに事前にどこまで決めておくのかは大きく異なります。
ほとんど決めずに書き始め、即興で書き上げてしまってもそれはそれで正解です。
今回は、書いている途中でキャラブレが起こったり、キャラの整合性に悩んだり、どうキャラを描けば良いのか分からなくなってしまう作者に対する処方箋です。
主に長編作品に対する手法となります。
──◆私が採用している手法
性格を定めるのではなく、そのキャラの生い立ち、どうしてそういった性格になったのかの人生経験を決めるようにしています。
考え方や判断基準、大切にしているものなども全て決めています。
今回は人生経験を決めるところにフォーカスして掘り下げています。
──◆上辺だけ設定での弊害
キャラに属性を当てはめて考えるやり方は楽ですが、長編作品になってくるとキャラの一貫性に悩むことになります。
例えば、「無難なことばかりを選択するキャラ」を2人用意したとします。
状況設定:
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物語の進行上、かなり無茶な挑戦をしなければならない状況に陥った。
主人公たちのグループは10人で、8人が挑戦を選んだ局面。
無難を選択するはずの残り2人をどう選択させるのか。
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ここで上辺しか決めて居ないと、どう選択させるべきかが見えずに迷走してしまうことがあります。
周囲に賛同させるのか、頑なに拒むのか、仮にその選択をさせるとしてどの程度葛藤させるのかが見えず、どの選択をしてもしっくり来なかったりもしばしば。
逆に、その状況でも即興で物語を紡ぐことが出来るのならば、色々と決めずに執筆しても問題ないと思います。
──◆人生経験から決める
前項での問題点に対してのアプローチとして「人生経験から決める」手法です。
先程の「無難なことばかりを選択するキャラ」2人にそれぞれの人生経験を決めた例を示します。
Aの人生経験:
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政治犯の父と宗教活動家になってしまった母を持つ。
父は行き過ぎた政治活動の末にスパイとして処刑され、教祖になった母は信徒に恨まれて殺害された。
両親が壮絶な最期を遂げるのを見て、「無難しか選べなくなった」過去がある。
権力に楯突くことや思想誘導などにトラウマじみた拒絶反応を示す。
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Bの人生経験:
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実家が貧乏であまりまともな教育を受けられなかった。
周りに比べて学が無い自覚があり、それが原因で自信が無いから事勿れ主義となる。
揉めて地頭が露呈するのが嫌でなるべく波風を立てないよう「無難しか選べなくなった」過去がある。
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表面上として見えるのはどちらも「無難しか選べなくなった」ですが、そこに至るまでの経験が違います。
──◆特殊な状況での選択
前項でのAとBを「無難しか選べなくなった」キャラとして、改めて状況設定します。
状況設定:
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物語の進行上、かなり無茶な挑戦をしなければならない状況に陥った。
主人公たちのグループは10人で、8人が挑戦を選んだ局面。
AとBはどのように選択するのか?
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上記の場合、Bは賛成に回り、Aだけが拒否し続ける流れになると思います。
Bは既に8人が賛成に回っている状態で、それに反対してまで無難を貫く自信を持ち合わせていません。
逆にAはトラウマが原因なので頑なに変えないでしょう。
──◆キャラの価値観を変える
では、Aが無難以外を選ぶのはどういったときでしょうか。
トラウマを克服したり、トラウマに匹敵する価値観を上書きする出来事が必要になります。
Aが無謀な選択をする仮定状況を示します。
Aの価値観が変わるほどの状況設定:
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Aは結婚して子供を授かった。
家族のことで受けたトラウマも、新しい家族と暮らすことで少しずつ和らいでいく。
幸せな日々を謳歌していたが、理不尽な理由により子供が罰される状況に陥った。
Aは黙って受け容れ、無難にやり過ごすのか?
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この状況であれば、たとえ無謀でも抗う方が自然です。
両親のトラウマがあるからこそ、我が子のピンチに動く。葛藤や価値観が塗り替わるシーンはドラマにもなります。
──◆さいごに
基本的にキャラの性格の決め方は作者の自由です。
今回の手法については、もし貴方が今の決め方に課題を感じていて、新たなやり方を試してみようとしているときに思い出すくらいの位置付けで構いません。
試行錯誤する際の取っ掛かりの一つになれば幸いです。




