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氷光恋愛  作者: グレンリアスター
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第二十五話 食事

「ふ~……今日はいっぱい買ったね、蒼」

「ほとんどあなたの買い物よ、アリス」


 闇市にあるオシャレなカフェ。

 そこには多くの女性客がお茶を楽しんでいた。

 蒼とアリスもカフェで化学合成で作られた紅茶を美味しそうに飲む。


「この紅茶……とてもおいしい。爽やかで落ち着くわね」

「そうだね。ウチにはないやつだね」


 紅茶を飲んでいた蒼の顔をじーと見ていたアリスはフフフと笑う。


「なに?」

「いや……ただ、蒼を見ていたら頬が緩んじゃって」

「……なによ、それ」


 僅かに頬を赤く染めた蒼が顔を逸らした時、女性店員が近づいてきた。


「おまたせしました。こちらふわふわパンケーキです」


 女性店員は二つのパンケーキを蒼とアリスのテーブルに置く。

 パンケーキには化学合成で作られた蜂蜜と生クリームがかけられており、赤と青の小さな四角い物体がいくつも上に乗っていた。


「わぁ……美味しそう!」

「そうね。食べましょう」

「うん!」


 アリスと蒼はナイフでパンケーキを切り、フォークを突き刺す。

 フォークを入れた瞬間、ふわふわの生地に沈む。

 甘い香りが湯気と一緒に広がり、蒼とアリスの鼻を刺激する。

 彼女達はパンケーキをパクリと一口食べた。

 するとフルーティーな甘さと濃厚な甘さ、そしてふわふわの食感が二人の少女の口を支配する。


「うう~ん!おいしい!ここのフードプリンター器、いいの使ってる」

「ええ。こんなに美味しいのは初めてかも」


 パンケーキをバクバク食べるアリスは幸せそうな顔で笑う。


「美味しいね、蒼」


 アリスの笑顔を見た蒼は、少し弾んだ声で「そうね」と呟く。

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