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第十二話 登録

 ハンター協会の建物にやってきた蒼とアリスは、中に入った。

 建物の中を見渡したアリスは目をキラキラと輝かせる。


「ここがハンター協会……色んな人がたくさんいる~!あ、あっちには巨大な剣を持ったおじさんが!あっちには私よりも背が小さい女の子が!」

「はしゃがないの。今日はハンター登録しに来たの忘れないで」

「は~い」


 歩く蒼の後をアリスは追いかける。

 そんな彼女達を他のハンターたちや受付嬢は驚いた顔で見ていた。

 カウンターにいる受付嬢のところにやってきた蒼は、アリスに親指を向ける。


「この子のハンター登録をお願いするわ。名前はアリスよ」

「承知しました。あの……凍冷蒼ハンター。この子は?」

「私の家で居候している子よ。それ以上は聞かないで?」


 目を細めながら、冷たい声を口から出す蒼。

 これ以上は詮索しないでという意味を込めて、威圧する。

 氷の女王の威圧を感じ取った受付嬢は、顔から冷や汗を流す。


「し、失礼しました。登録料とキューブ・デバイスの料金を合わせて、十二万五千円になります。ローンにしますか?」

「私が支払うわ。一括払いで」

「かしこまりました」


 蒼はキューブ・デバイスを受付嬢に渡し、支払いを済ませた。

 電子経済を終えた後、受付嬢は棚から新しいキューブ・デバイスをアリスに渡す。


「登録完了しました。これであなたもハンターです。アリスハンター」

「私が……ハンター」


 瞳をキラキラと輝かせたアリスは、キューブ・デバイスを胸の前で抱き締める。

 嬉しそうに笑う彼女を見て、蒼は少し穏やかそうに目を細めた。

 まるで夢を叶えた妹を見る姉のように。

 そんな蒼を見て、受付嬢は目を大きく見開く。


「?なにかしら?」

「い、いえ……なんでも!」


 慌てた様子で顔を左右に振った受付嬢は、誤魔化すようにアリスに話を掛ける。


「それではアリスハンター。ハンターのルールを簡単に説明させたいただきます」

「は~い。よろしくお願いします」


 太陽のように満面な笑顔でアリスは返事をした。

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