ドラゴン退治
フロストドラゴンに近づくとその大きさがよく分かる。家一軒分程の大きさもある水色の鱗に覆われたドラゴンが寝そべっていた。
「ほぉ。小僧、面白い物をもっているな」
フロストドラゴンは俺の姿に気づくと、既に魔剣に姿を変えていたセティを見て言った。
「この村にちょっかいをかけるのをやめて出て行ってくれないか?」
「嫌だといったらどうする?その魔剣で我を叩き切るか?」
「悪いがそうさせてもらう」
「面白い。やってみろ!」
言うが速いか、フロストドラゴンは冷気を帯びた光線のようなものを口から放ってくる。俺はとっさに魔剣で受け止める。すると光線は魔剣に吸収された。
「何!?我の魔力を取り込んだだと!?」
驚くのも束の間、フロストドラゴンはその長い尾で俺たちを薙ぎ払ってくる。それをすんでのところで飛んで躱す。
「私を奴の足に向けて振るいなさい!」
「わかった!」
俺をフロストドラゴンめがけて魔剣を振るった。
「返すわよ。アンタの攻撃」
すると魔剣からさっき奴からうけた冷気の光線が出た。それは奴の右前足にヒットし奴を一時的に地面に貼り付けにする。
「小癪な!」
奴は口から再び攻撃を放った。しかし、今度は冷気の光線ではなく、吹雪を纏った息を吐いた。それを横っ飛びで躱し、回り込んで奴の背に飛び乗り一気に駆け上がる。
「小僧!」
やられまいと体を揺らして投稿するフロストドラゴン。凍らせた脚の氷が砕ける音がした。
「おっとっと」
なんとか振り落とされずに奴の首元に到達する。
「悪いがこれで終わりだ」
「なっちょっ待っ!」
俺はその首めがけて横切りに魔剣を切り払おうとした。しかしそれは空を切る。
「なっ消えた!?」
フロストドラゴンは急に姿を消し、俺は落下した。着地した俺は後ろを振り返る。するとそこにいたのは――
――全裸の女だった。




