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勇者さま、勘では同意できません。

魔王さまの面接が終わり、自分の受付へ戻る。

すると——


「はぁ……」

沙也加は、私の隣で大きなため息をついた。


「沙也加ちゃん、大丈夫?」

「あーはい!大丈夫です!」


沙也加は、にこりと笑顔を向けた。


そのとき——


バンッ、と受付のカウンターに手がつく。


「いたぞ!!」

聞き覚えのある声。

振り返る間もなく——


「こいつが保証人だ!」


勇者さまが、勢いよく沙也加を指差した。


一瞬、時間が止まる。


「……は?」


沙也加の笑顔が固まる。


「ちょ、ちょっと待ってください!違います!」


「いや間違いない!俺の勘がそう言ってる!」

「信じれません。」


沙也加は全力で否定する。

勇者は、沙也加の顔をまじまじと見る。

沙也加は、少し距離をとる。


「お前、どこかで…….」


沙也加は、とっさに目を逸らした。


私は静かに口を開いた。


「保証人は、ご本人の同意が必要です」


「ほら見ろ!同意すればいいんだろ!」


「しません!!」


即答だった。

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