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魔王さま、連絡先がありません。
「できたぞ」
すっと履歴書を出す魔王さま。
「魔王さま、職歴ですが…」
「合っているだろう。」
合ってるのか…
職歴ーーー侵略中の魔王。(継続中)
継続中ってなんだ……と八尾は一瞬思った。今後の魔王さまの生活もある為、勇気を振り絞って聞く。
「継続中とありますが、申請中のほうがいいと思います。」
それは…と魔王さまはもごもごとなにかを言いたげだ。
「魔王さま、虚偽の履歴書は、後々解雇になりますよ。」
「……それは、困る。」
継続中を申請中にした。
意外と綺麗な字だ。
「魔王さま、応募理由も書かれた方がいいですよ。」
差し出した用紙にに、さらさらと応募理由を記入する。
貴社に応募した理由はーーとビジネスマナーができていることに驚く。
あとはーと八尾は履歴書に目を通す。
「あの、魔王さまに繋がる電話番号はーー」
「む?強く念じれば繋がるぞ」
頭を指している魔王さま。
「申し訳ございません。人間は電波を頭に流せません。」
「番号でお願いします。」




