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魔王さま、37さいです。
月曜日ーー
総合受付課
「八尾よ、我には誕生日がない。」
八尾は少し困り顔をする。
「魔王さまのご年齢はーーー」
「知らぬ」
そして、二人の間に沈黙。
確かに、魔王さまの個人情報を確認すると記載がない。
魔界の説明書をパラパラと捲りながら探すが見つからない。
「なにか困ってるかな」
八尾さん。と後ろから優しい声がした。
「鈴木課長、魔王さまの誕生日がわからなくて」
困り顔の八尾に、鈴木課長は、住民票の生年月日の欄に指を置く。すると、魔王さまの生年月日が浮かんできた。
2月29日だ。
「……祝うタイミングが難しいですね。」
「……4年に1回か………」
魔王さまは、履歴書に記入する。
「八尾…我の年齢はーーー」
「計算すると、476歳ですね。」
電卓を叩き、文字を見せる。
魔王さまの肩が震える。
「わ、我は……400を超えておるのか…」
「そうですね。」
「ちなみに、何歳だと思ってたんですか?」
「37さい…」
「気づけてよかったですね。」




