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八尾さん、お昼休憩です。
食堂
今日は鈴木課長と魔王さまの職探しのため、相談がてら一緒に食事をした。
「八尾先輩。ご一緒してもいいですか」
後輩の沙也加が同じ席に着く。
わたしと鈴木課長は、どんな職業があってるのか相談中だ。
「魔王さまには、接客業はないね。」
「魔王さまが、いらっしゃいませ。とか想像つかないですよ。」
沙也加ちゃんが、苦笑いしながらその会話を聞く。
うーんと悩む2人。
「あらぁ、鈴木課長じゃなぁい」
後ろから僧侶の格好をした男。
ーー中村だ。
中村は、沙也加ちゃんの隣に座る。
「おや、中村さん今日は食堂ですか」
「そうなのよぉ。今日は古い友達が免許センターに来たんだけどねーー」
免許センターでの出来事を、事細かく説明する中村さん。
誰かとは言わないが、わかる。
免許センターの方は、大変だろう。遠い目をするわたし。沙也加ちゃんが、ガタッと立ち上がった。
「そういえば、調べ物があったのでお先に失礼しますね」
沙也加ちゃんは、トレーを持ちそそくさと食堂から出ていった。
「沙也加ちゃん、勉強熱心ですね」
課長も微笑みながら、そうですね。暖かい目で見る。
「……変わったわねぇ」
中村がポツリと呟く。
誰が?と思ったが、わからないまままた勇者の免許センターでの話をしだす中村さん。
こうして、わたしの昼食タイムは終わる。




