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魔王さま、3丁目に住む。

ゆっくり過ぎる、15時頃

魔界課に繋がる電話ボックスから、魔王さまが帰ってきた。


「八尾よ…住所は3丁目だ。」

魔界課から無事人間界の住所を貰ってきて、転入届も出来たのだろう。


「ここに魔王城の建設をする。」

「市の土地なので、建設となるとー」

パラパラと市の土地についての本に目を通す。


「そもそも、そちらの住所はマンションなので建設は無理ですね。」

「マンション?」

「はい。」

魔王さまは、口をあんぐりしながら思考が止まる。


「まさか、105号というのはー」

「1階ですね」

「魔王なのに、1階に住めと?」


1階が不満なのかと思ったが、空室がそこしかない。

「では、住所の登録を致します。手数料が、300円です。」

「300円…」

すっと払うが、1階に住むのがショックなんだろう。

お預かりします。と一旦席を離れた。


「魔王城とは…」

項垂れる魔王さまに、領収書を渡す。

「なお、ペットの飼育は管理規約に従ってください。」


「……配下は、ペットに含まれるのか」



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