第3章までのあらすじ
~登場人物~
【アリア皇国(コンスタン王国追放組)】
〇フランソワ・アリエル・ド・シャルロイド
本作品のヒロイン、シャルロイド公爵家長女。異端尋問にてコンスタン王国へ追放される
〇エラリー・ド・シャトーブリアン
シャトーブリアン男爵家。コミュニケーションと交渉力の鬼。フランソワに同行。
〇シオン
平民。魔導真理学部。魔法特性は『消去』。フランソワに同行。
〇マグリット
愛称はマルゴ。シャルロイド公爵家のメイド。
【アリア皇国】
〇セシル・アリエル・ド・シャルロイド
シャルロイド公爵家次男。アリア皇国特務艦『ノイエ・エーテル号』艦長。
〇バルトロメ
元海賊。ノイエ・エーテル号の副官。
【フィヨルド王国(アリア亡命政権)】
〇フロリーナ・フォン・フィヨルド
フィヨルド王国第一王女。最強の風魔導士。
〇ヨハン・フォン・フェンリルベルク辺境伯
フィヨルド王国の重鎮。別名『北の辺境伯』
【コンスタン王国】
〇アレクセイ・ゲオグリス・コンスタン
コンスタン王国王太子。病床にあるコンスタン王に代わり政治を代行中。
~国際関係~
〇ミルドガルド大陸
この世界の大陸名
〇アリア皇国
ミルドガルド大陸南部の島国。宗教的中立国だが西側諸国の一つ。
〇フィヨルド王国
ミルドガルド大陸北方の大国家。藩閥の力が強い。西側諸国の一つ。
〇シルバ教国
ミルドガルド大陸最西端の宗教国家。西側諸国の盟主。
〇コンスタン王国
ミルドガルド大陸の中央部に位置する半島国家。東側諸国としては初めてアリアと正式な国交を開く。
~あらすじ~
※注意:この作品は転生ものではありません。
【第一章:グランド・ディベート編】
魔導真理学部の教授であるロッサムは一計を高じ、自然哲理学部フランソワの公開討論会での論破を画策する。則ち、『グランド・ディベート』の開催であった。議題は『世界を満たすのは精霊か、或いは原子であるか』
フランソワらセドリック特別研究会が着目したのはミクロの世界、『顕微鏡』であった。
ニコラスの妹、コレットの力により、大冒険の末に高精度の顕微鏡『真・顕微鏡』を手に入れたフランソワ。
迎えたグランド・ディベートの当日、精霊論者でロッサム教授の教え子であるヴィクトールを早々に論破し、迎え撃つのは学院最強、則ちギリアムであった。ギリアムの鋭い理論に苦戦しつつも、『真・顕微鏡』を以て原子論の証明に成功。
フランソワは、グランド・ディベートで大いなる勝利を飾ったのだった…。
【第二章:フィヨルド動乱編】
久しぶりの平穏な日々で研究に勤しむフランソワ。ギリアムもセドリック研究会に合流し、いよいよ魔力の解明を、という矢先に悲報が届く。
同級生で友人の、ハンス・ベルクがフィヨルド王国軍に徴兵されたというのだ。
そのフィヨルドでは、飢饉を端とした政情不安から、『南の辺境伯』ガストーネが挙兵。隣国ビザンティオン王国から流入した、寒冷地でもよく育つ『白き芋』を武器に、周辺諸侯を次々と靡かせ、総勢五万を超える大兵力となったガストーネ軍。
対するは、フィヨルド王国とシルバ教国連合軍4万5千。
総勢10万に近い大軍団がグルンクルスにて激突した。
後の歴史に名を残した、近代ミルドガルド史でも最大級の戦い、グルンクルス会戦である。
ガストーネは新戦略を用いてシルバ教国軍を圧倒する。
一方、輜重隊として参戦していたハンスは『ある策』を用い、敵をかく乱する。
ハンスや『北の辺境伯』ヨハンの活躍により、奇跡的に軽微な損害に抑えることができたフィヨルド王国軍は、王都クルスクに立てこもり、最後の戦いを決意せんとしていた。
その頃、ハンスの支援を行うべく、フランソワは『瓶詰』を発明。
商人ベアトリスの力も借りて、王都クルスクへの支援に成功した。
そして、もう一つ。ビアンカ皇王の指示により、フィヨルド国王以下のアリア亡命を提言する。紛糾した会議はしかし、第一王女フロリーナの決断によりアリア亡命へと傾く。
追うガストーネ軍、そして逃げるフィヨルド王国軍。
最後の決戦は北の大地、フェンリル・ベルクであった。
第二部でフランソワが修復したフェニ灯台が唯一の光源となった極夜の中、フランソワやノイエ・エーテル号の活躍により、犠牲を出しつつも亡命に成功したのであった…。
【第三章:異端尋問編】
第二部:グランド・ディベート編でフランソワに敗れた魔道真理学部のロッサム教授は、枢機卿からの叱責を受け、第三部:フィヨルド動乱にて大敗北を喫した将軍マクシミリアンと共に、フランソワの異端尋問を実施するために画策する。
アリアの政治は王権独裁ではなく、法令の制定と予算の作成は貴族院に一任されている。ビアンカに反発する野党らを巻き込んでの政治工作を行うマクシミリアンら。
一方、ビアンカも予算成立が難航しており、野党との妥協点を探っていた。
苦渋の決断で異端尋問の実施について可決を承認するビアンカ。
その中で、フランソワを守るために国交が樹立されたばかりのコンスタン王国への追放を強行する。
国外追放されたフランソワ。
だが、その姿を、民はこう表した。
『聖女の追放』と…。




