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最前線  作者: TF


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46/843

とある人物が歩んできた道 ~努力が報われる時~ No2の過去編

加筆修正完了!


誤字脱字の見逃しあれば教えてくださいませ~><;


後、後書きにネタバレなどが含まれてる設定資料とかも残していこうかと思っていますので

初見さんは見ないようにしてくれますと嬉しいです!

騎士様から信頼をかなり得たのだと実感が湧く!!もう結ばれてもおかしくない!!秒読みだと実感が、側室として生きるための一族の血が叫んでいる!!押せっと!!!


すぅっと一呼吸深呼吸して冷静に焦ってはいけない。

間違えてはいけない、お利口にならないといけない。


だってね?だってね?ひかないで聞いてね?

戦士達の修練する場所にね、私が座る椅子もいつの間にか用意してくれたそうなのよ!

戦士達のトレーニングとかを見るときに立ちながらだとお辛いでしょうだって!!結納はいつですか?私は何時でもウェルカムですが!!


一呼吸してみる間も興奮が落ち着くことが無く思考が暴れている。

いけないいけない、思考を暴れさせ本能のままに動いてはいけない、律するのよ己を…椅子を動かしてはいけないわ、本能のままに椅子を彼の隣に、肌を密着させれる場所まで持っていくのはダメよ、ダメなのよ!己を律するのよ!!!


冷静になろうと物事を見つめなおす。

ここを強引に彼の意見を聞かずに動いてもいいのか打算的に考える!考えるのよ私!!


そう、この私が!彼の隣に!!気兼ねなく騎士様の隣に入れるなんて!!!ってね、はい、騎士様からのお優しいお言葉に勘違いしていた私がおりますわよ…


そう、期待を膨らませ、騎士様が私の為に用意してくれたという席に向かっていざ修練上に出向きました!!!

…騎士様の座る椅子からけっこう離れていて、後ろのほうに大量の椅子が置かれていて、そこにどうぞっと

…ぁ、はい、観覧席みたいな感じなんですね、ぁ、すいません、調子乗りました。


そして、今に至るってわけよ、私の体が本能が椅子を勝手に引きずって騎士様の隣へと運ぼうとするのを止めるのに必死なのよこっちは!!


それで、デートはいつですか?いつ私は報われるのですか?くすん…


体を何とか思考によって動かしお淑やかに座って、そう、心と体の距離を示すかのように遠巻きに座ってます!くすん…でも、全体を見渡せるから戦士達の動きがよくわかる。


気持ちを切り替えて仕事スイッチを入れる、ここで体たらくな期待はずれなことをしては本末転倒!!やってみせらぁ!!仕事が出来る人間って思っていただかねば!!


気持ちを切り替えて戦士達の動きを見ていると、確実に練度が高くなっている!

新人たちが到着してからまだ、さほど…長い月日が経っていないと思うのですけれど?


すごく動きがよくなっている。


連携もすごくいい!息がぴったり!これは確かに医療班が暇になるのも頷ける、おかげさまでこうやっていろんな場所に出向く時間が作れていますし、研究に割ける時間も増えました。

これも偏に騎士様の功績だと死の街にいる全員が肌で感じている、確実にこの街はより良くなっていると、良き方向へと向かっているのだと肌で感じてしまう。


だって、この街には本当の意味で、生贄として差し出された人たちも数多くいるのよ?

そんな人たちがこんなにも明日を目指して動けるように、あの死んだような顔をしていた人達が真剣に取り組んでいる。


この街に到着した時なんて一目見て…すぐにわかってしまう生贄組なのかどうか。

だって、生贄組は全員死を悟ったモノの目をしているからすぐにわかる。

あーあれはすぐに死んじゃうんだろうなって、私達もつい悲しい目で見てしまっていた。


でも、今は違う!彼らの目は生きている!

きっと、騎士様が絶対にその命を無駄に散らさせないために熱意をもって接して、訓練を続けていった結果なのでしょう!!嗚呼流石は騎士様です!!

あの生贄組の顔が、訓練を打ち込んでいる背中も頼もしいと感じれる!

顔も生き生きとしている!明日を信じて希望を宿した目をしている!!


こんなにも、人を変えれるほど騎士様の影響力は偉大なの、嗚呼、抱いてほしい…


騎士様の導き手としての腕前に心の底から感服するし、尊敬するし参考にもなる!

私も医療班のトップ、そう、No1に成る予定なのです!

この姿勢を学ぶことによって、その時が来ても慌てずに指導できると信じている。

本当に、騎士様の裁量は学ぶことが多い、多い…騎士様が悩みなんて何一つ抱えていないって思っていた時期があった、そんなのは幻想だと、どんな人でも悩みがあると知れた、底がまず第一に大きく得るものがあった。


自分の中にある固定概念、決めつけは良くない。

幻想を抱きすぎてはいけない、どんな人物でも何かしらの悩みはあるものよね。

完璧な人なんていないのよ。だからこそ!お互いを支えあい求めあうの!嗚呼!抱いて!!!


こほん、少々取り乱してしまったわね。さぁ、冷静に分析をしましょう。


こうやって冷静にね、思い返してみても…

乙女ちゃんに対する指導の悩みは特殊すぎたレアケースだったと、この修練所を見て実感する。


だってね、参加している人達の層を見てるとね、理解する、指導している年齢層が違いすぎる。


14歳なんて稀も稀、しかも女性、そりゃ、訓練メニューも抑え目にするにしても、過保護にしてはいけない、彼女は著名な武家の出自ですもの、ここに来る前から訓練をすごくされてきている。

だったら、過保護にせず何処までついてこれるのか試してみたくなるものよね。

箍が外れた原因としてもう一つ、その対となる人物の性ね。


14歳の少年、同時期に入ってきた彼の体力が群を抜いて化け物だったから…

判断も見誤るもの。しょうがないよね。14歳の若い世代であればこの程度であれば、訓練が終わった後も問題なく他の仕事を手伝えるくらい余裕があるのだと…判断してしまわれたのよね。


そのハードスケジュールによって乙女ちゃんの体が悲鳴を上げている、というきっかけのおかげで私も騎士様の信頼を得ることが出来たのだから、医療人としては何とも言えない気持ちになるのよね。

ぁ、前方から聞こえる騎士様が指導の為声を荒げていらっしゃる…

お叱りの真剣な声が耳に心地いい、最高ですぅ。はぁはぁ、あんな感じでベッドの上で叱られたい、はぁはぁ…




見悶えている間に午前のトレーニングが終わりを告げた。

特に怪我人も無く、終始穏やか?な感じで終わったので、いつものメンバーが集まり一緒にご飯を食べる、流れとなる。

何時ものメンバー?


巨躯の女性、乙女ちゃん、坊や、私に


愛しの騎士様


このメンバーで過ごす事もすごく増えてきた。

自然と騎士様の傍にいても誰も気にしなくなってきたのよ!


だからね、食堂で騎士様をお見掛けしても、昔なら遠い場所で眺めるだけだったのに!今はね!違うの!傍に行っても許されるの!!

気軽に騎士様が一人で食堂で食べていても一声かけて同席を許されるくらいにまで私の信頼と、信用を、勝ち取れたのだと感じている。もう、毎日がたまらなく楽しい!!

騎士様が遠征で外に出ていても、先のような時間が待っているのだと思えば仕事も研究も楽しくて楽しくて順調…いえ言い過ぎました、研究は全然進んでません…


日常だけではなく!医者と患者としての関係も継続しているのよ!

定期的な身体検査も来てくれるし、あれも渡してくれるし、こんな日常が永遠に続けばいいなと願っていたら…




月日が経つのが早い…

そんな日々を送り続けていたらいつの間にか2年も過ぎていた…

過ぎてしまった…




気が付けば、坊やに乙女ちゃんも16歳、経った2年で二人は大きく成長した。

騎士様はあと2年もすれば、戦士長の座を坊やに譲ってもいいんじゃないかなって思えれるほど存在感も強さも上昇している。

具体的に何時頃がベストなのか、相談をしてくれましたけれど…

修練所で見る動きは、確かにすごい、目を見張る物がある。

技量も動きも王都の中でも近衛騎士以上の動きが出来ているし、戦闘時の状況判断能力も高いのだと見て、肌でも感じとれる。

2年もすれば問題なく戦士長の座を彼に渡しても問題ないと私も思うのですが、その後の戦士長はどうなさるのか、聞けなかった…


あ、そうそう、どうでもいい話ですけど、昨年に先輩が引退したのよ

なので、この度、私は!驚きの!医療班のTOPであり、団長の座を譲り受けました!

晴れて私がこの街にある医療班のTOPとなりました!いえーい!


まぁ、2年前から私が何れTOPになるのだと決まっていたみたいで、医療班も程よく落ち着いたのと先輩の都合も重なって、って感じかな?

それにね…先輩は、引退はしたっていっても、団長の座を引退したってだけで、普通に医療班として活動しているので、何かあれば相談はできる。

そうなると、現場での仕事が増えるのかと思ったら、寧ろ減りました。

医療班の方針や、新人達の教育は、私がすることが多くなったので、現場での仕事は少し減った。


団長の座を譲り受けたからこそ知ってしまう。

先輩は指導に、自身の研鑽に、現場での業務にと、多忙な生活を送っていたのだと身に染みて痛感する、私ももっと現場に出れる様に成った方がいいのかと


そのことを先輩に相談してみたら

薬、毒、最先端医療の研究、それだけに飽き足らず、人体の強化訓練、効率的なトレーニング、肉体改造に必要な栄養素の解明、新機軸の理論、畜産への熱い情熱

っは、お前のほうが多忙じゃねぇかって返されてしまった。

そんなにハードなことしてるかな?すべてにおいて自分の願いのために動いているから苦じゃないしなぁ…


なので、個人的な休みが本当に1日も無い。

周りのしっかりしている人達は、実家に帰ったりする為に長期休みが取れるようになったりと、体制が整ってきているけれど…私はどうなのかというと、その、私は別に実家に用がないし、欲しいものは事前にこういうものがないのかって商人の方に頼んでいるので、買い物に出る必要がない。


医療班全体を通して薬の知識、毒の知識もしっかりと講義を繰り返した影響もあって、他国に薬を買いに行く一団の数も増えたので、貴重な薬の原材料を豊富に入手出来ているので、わざわざ、買い付けに行く必要も無し。


なので、この街から一歩も出る必要がないのでお金も溜まる一方です!ぁ、商人様、そちらの、ぇぇ、はい、それはこっそりと部屋に届けてくださいまし、やだもう、商人様もスケベねぇ、女性の口から何を言わそうとしてるのよー、毒もるわよ?


こんな感じで必要なものを買えるだけ、ある程度、懐も温まりました。

先のは何かって?ただの、マッサージオイルですわよ?ええ、お肌にとても良いのですわよ?ええ、それ以外の使い道なんて無いですわよ?ええ…あれに、あの成分を混ぜるとなんて、言えませんわ、ええ…嗚呼、騎士様をそれでマッサージしたいですわぁ…


こほん、いけないわね、思考が逸れてしまいましたわ。

そう、衣食住全てにおいて充実している…

だから、月日が経つのがこんなにも早く感じたのだと思うし、念願の騎士様の隣に入れる権利を得た影響も大きい、日々が潤いで満たされている…


この死の街で私は何処にでもいる誰かではなくなり、何処にでもいる変わりはいくらでもいる存在ではなくなった


オンリー1の存在に成れたのだと心の底から実感を感じ取れる。

心も体も…何もかもが満たされている。この環境に永遠と存在したほどに、私は満ち足りている。


因みに、医療班で私の年齢で団長の座に君臨したのは!この街での歴史上最速だそうだ!誇ってもいいと先輩に褒めれらたのさ!

…あ?私の年齢?まだまだピッチピチの20代前半ですぅ!!ぶっちゃけると騎士様と同い年ですぅ!!!運命ですぅ!!!


ええ、王都では行き遅れの年齢ですが?何か?


こほん、忘れましょう悲しい事は記憶の中に留める必要は無くてよ!

他にも変化があるとしたら、私と!そうよそう!私と騎士様、二人の愛の共同訓練によって!死亡率がだいぶ下がったの!

それのおかげも相まって!死の街なんて言われ続けたこの街も、その名前を囁かれるようなことが減りました!!


まぁ、死ぬときは死ぬ街ですけどね

そこは変わらない


ぇ?単純に、巨躯の女性と騎士様が強すぎて二足歩行を蹂躙しまくっているからでしょだって?一理ある


だってね?定例会議の後に呼び止められて、騎士様と二人っきりで!会議したりするんだけど、たま~にね?戦士長が呟くんのよね、もう少し、戦力が整ったら奥へと攻めてみたいって


その気持ちも痛いほどわかります、愛する息子様に、愛する今現在隣にいる私を守るために!ぁ、すいません、はい、調子に乗りました。

言いたくないけど!愛する奥様の為に愁いを、人類の悲願である、死の大地の奥地にある、あの不可思議なこれ見よがしに怪しい大穴を調査してみたい!そしてそこにあるかもしれない諸悪の根源を断つ!ってのは人類の夢であり願望、英雄譚ですわね。

それを夢物語ではなく現実的に死の大地を手に入れる…全てを終わらせる日がいつかこないといけない、それは、この街にいる人たちの多くが願っている夢物語


これが不可能なのだと誰もが感じている、その多くの原因が敵の苛烈さを、強さを、私達は身に染みている。


今まで防戦のみで何もしてこなかったと思いますか?そんなわけないでしょ?

過去に何度か王都や、他の街から騎士たちを募って大遠征を行った歴史があります。


全てが大敗し、大きな大きな損失が出ています。

とはいえ、過去の大惨事に比べたら…大きな損失ではないのでしょうね。


そう、あの大穴、何時の時代からあるのかわからない大穴

望遠鏡を使えば見える日もあれば見えない日もある。

死の大地の最北端、そこに…意味深にある大穴…


人類は過去に、あの大穴から湧き出てきた大量の獣に蹂躙され王都陥落の手前まで追い詰められたという歴史がある。


その窮地を救いたもうてくれたのが、私達に力を授けてくれた祖、始祖様…


始祖様によって人類は一度、窮地を救われています。

始祖様は大穴から出てきたと言われている敵をたったの一人で殲滅したと真なる歴史書には記されている。

真なる歴史書に記載されている始祖様降臨後…死の50年、人類の恥ずべき歴史っと記されている、あの未曽有の大災害、災害は表現として間違っているか、過ちね。

真なる歴史書なんて御大層な名前ですけど、単純に、世に出回っているお伽噺ではないですよって内容なのよね、古い書物ですから真偽は不明だと言われてるのよね。


その過ちで失われた技術人材などを計算すると…その損害はすさまじかった。

比較できる対象が他になかったので比較対象として大穴から湧き出てきた獣達から受けた被害を、近年から逆算して大雑把に300年近くの損害を大まかに計算したらしいのよね。

なんでも、獣達と死の50年での過ちを比較しても…恥ずべき歴史で失った損害の方が獣達が与えた被害よりも超えているという研究内容があるのよね。

ただ、その辺りの計算方法は良く知らないのよね、座学で習った程度なのよ。

被害の基準はともかく、本当に伝えたいことは力に溺れる事なかれ、我欲を律し、己が手を赤く染めるなって言いたいのでしょうね…本当に貴族って言う奴は何度も空に浮かぶ月を掴もうと手を伸ばす愚か者なのよね…


先にも述べたようにその書物、真偽についてね、たまに発生する議論があるのよ。

主に始祖様を崇める人たちに反発するゴミ共が持ち出してくる議論なのだけど、始祖様がいなければ人類は勝てたとほざくのよ!始祖様が私達に力を分け与えてくれなかったら死の50年という人類の争いが起きなかった天変地異も起きなかったって阿保みたいなことを並べ立ててくる愚者愚物が居るのよ!失礼にも程があるわよ!


始祖様が月から降臨しなかったら、あの時点で人類は滅んでいたっという覆すことが出来ない事実はどうするのって話よね。はぁ、恩知らずにもほどがあるわ、同じ王都の人間として、貴族の端くれとして…いいえ、彼の血を分けてもらった民として恥ずべき言葉よ。


まぁ、そんなわけで、何度も何度も死の50年、その先の時代、私達の時代までの間に、過去の人達は大穴に向けて数多くの騎士たちを送り込み中を調べるまたは、獣共を討伐するために挑んでは…失敗し続けてきたせいもあって、現在の人類は緩やかに始祖様の力を失い衰退していると授業で習ったことがある。


当然、騎士様もその歴史を知っているので、迂闊に手を出せばこの街が滅ぶことを知っている

この街が、滅んだときは大穴から守るための防波堤がなくなるので、王都のみならず、この大陸全土が死の街になってしまうので、迂闊に攻めることが出来ないのが現状なのよ、私達の命題は防戦、それしかできないのよ。

だから、騎士様がそんな事を夢抱いているなんて想像したことも無かった、この方もまた夢追い人なのね、嗚呼、可愛らしい、私、身を焦がしても望むままに!!


その様な未来、有り得ないとはわかっていても、愛する人の為なら私は…

この身全てを捧げる覚悟は出来ております。


それにね、悲しい出来事はそれだけではない、しびれを切らしてしまったのは王都だけじゃないのよね…この街を防衛することに努めていた歴代の強者達もしびれを切らしてしまった者達がいたと、伝え聞いています。

ただ、王都と言った大きな国だと騎士団を編成し大人数で討伐隊を組み殲滅するように突き進んだりもしていたけれど、伝え聞いた話だと、歴戦の猛者たちは人数を多く揃えることが出来ないので、最深部へと目指すことを目的とした少人数での行動、隠密作戦で戦いに挑んだと伝え聞いています。

死の大地と私達人類との闘いの歴史を紐解くと…死の街だけでも数多く挑んでいたみたいね。

当然、死の街の猛者達でも結果は、すべて返り討ち。

獣達との闘いで何度も何度も生き残ってきた自信がある猛者達でも到達できなかったと伝えられている…そう、あの大穴、これ見よがしに何かありますと言っている様な雰囲気を醸し出しているあの大穴に誰も近づけていない。


大穴への一定の距離まで近づくと絶対に帰ってこれないラインがある。

それを私達はデッドラインっと呼んでいる…


伝え聞いた話だと、その先からは二足歩行との遭遇率が跳ね上がり、こちらの位置が露見しているかの如く、的確に攻め落とされていったと…恐らく、それを遺してくれたのは、後続の部隊が距離を取って見守っていたのでしょうね。


このデッドラインを超えての偵察ができないのか…せめて、デッドラインより先の情報を僅かでも持ち帰れないかと試みた回数は…長い歴史で見ると何度も試みているらしい…確かな情報が無いのも帰還した人がいないから確かな情報が何一つないのよね。


攻めるにしても情報が少なすぎるし、攻めるための道具も資材も物資も人も、全てにおいてパーツが足りない圧倒的に足りていないのよ。


足りるには…希望を込めるとすれば全ての人類、物資を集結させれば、もしかしたら勝てるかもしれない。


でも、私にはそんな呼びかけをする勇気も度胸も責任を背負う覚悟も無い…

だって…過去の状況を鑑みてほしい、大敗をという苦渋を、屈辱を、辛酸を舐めるように何度も何度も痛い目にあっているのよ?そんな無謀な野望、蛮勇よ、出来るわけないじゃないの。


その為でしょうね、大陸全土を通して、猛攻撃をする勇気ある決断ができないのでしょう。

今は守るべきだと、力を蓄えるべきだと、それが大陸の総意だと私の世代は思っている。

これには、私も賛成で、静かに眠る竜を起こすような真似はしたくない。

お伽噺の様なお姫様をさらった悪しき竜を独り勇ましく助けに出て成果をあげた…そんな英雄に私達が成れるわけが無いのよ…


じゃぁ、防戦だけでいいのか?


その竜を倒さない限り人類に栄光はないっていうのもわかっているわよ…だから、医療の技術を向上させるのは必須であると言われ続けているのだけど!

技術革命なんて、そうそう起きるわけもなく、新しい革命的な薬が見つかるわけもなく、革命的な一手がここ200年は発生していない。先人達が新たな薬を探し求め新たな人体の神秘に辿り着けていないのよね…まぁ、何も進展がなかったわけではないのよ?ちゃんと、一歩ずつ一歩ずつ…医学は進んでいる。


だから、今後も確実に、一歩ずつ進めていくのが正解なのだろうけれど…

人類は本当に進めているのだろうか?本当にこのままのペースでいいのだろうか?ってね、騎士様は近年ずっと悩んでいらっしゃるのよ、緩やかに衰退している気がするっと言われたら、私もそう感じてしまっている、伝え聞いた死の50年、あの伝承が真実であるのだとすれば…あの頃の世代に比べて私達はとても弱い。


始祖様の血が代を重ねるごとに薄くなっていっているから…

騎士様は…騎士様だからこそ、血の重みを知っていらっしゃるのよね。


こう言った未来の話し、自分の悩み、私達の歩むべき道を騎士様が共有してくれたのが私にとっては物凄い有意義で至高で至福のお時間でした。


だぁってぇ~!!

その真剣に悩んでる間をずっと傍にいて(机を挟んで対面で会話しているだけ)、

吐息が触れそうな程近くで(机を挟んで対面で会話しているだけ)、

あーだこーだと答えのない問いを、この麗しき乙女である私が彼の自尊心を明日を目指す心を肯定するようにうんうん、と傍に寄り添い続け!時には、知恵ありし者として、それは歴史的に難しいよ、と彼が求める存在を演じ続けました!!

適度に適切に完璧に!!!相槌を打ち続け騎士様の顔を隣で(机を挟んで対面で会話しているだけ)眺め続けた、あの時間が


人生で一番の至福のひと時だと感じておりますぅ…


相談されたその日から、私の猛勉強は始まったのよ…ええ、研究?何それ?それよりも騎士様優先でしょ?ってね…

この至福の時間を得るために、今後もこの時間が続くように!!!私は努力を惜しまなかったわよ!!!


ありとあらゆる兵法書と歴史書を死に物狂いで書き集めて熟読しましたものよ!!!


こればっかりはね自信を持って言えるわよ奥様には絶対に出来ない相談内容だとね!!!

それにね!この話題に触れようとしてくる人達がこの街にはいないのよ!

何故なら!!話の内容が複雑で難しく、誰も興味のない歴史書を読み解かないといけないというね、苦行が待っているので横やりがないのよ!

この話をし始めたら誰もがそっと席を離れるは必定!!

ついてこれるか?この壮大な議題に!!


こればっかりは奥様だけではなく巨躯の女性でも、できない部分だと思っていますわぁ!!

これこそ!唯一無二!騎士様の傍に入れる条件だと感じております!!はぁはぁ…努力が報われるこの瞬間に最近は絶頂を感じていますぅぅぅ


あん?私の女としての意見はどうなのかって?んなもん、決まってんだろがい!


純粋に、攻めてほしくない、だって、騎士様であろうと彼一人では二足歩行が2体同時に出現したら確実に死ぬ


デッドラインから先には二足歩行が数多く存在すると過去の決死大戦で判明している。

今もそうなのかといわれると違う可能性もあるかもしれないけれど、それは希望的観測でしょ?女はね失わせない為に最悪を想定し続ける者なのよ。

倒した二足歩行を解体研究すればするほど、あれは人工的に何かしらの意味を持って生み出された兵器としか思えないのよ、あんなのが自然発生するような、なんてね、考えられない、あいつらは生き物じゃないってね、解体すればするほど研究を重ねれば重ねるほど感じてしまうのよ。


っであればよ、大穴に近づくだけで二足歩行がうじゃうじゃいるのでしょう?

だったらよ…大穴の中にはいったい、どれぐらいの規模の殲滅兵器が潜んでいるのか図り切れない。想像するのも怖いわね。


っとまぁ、ね、近年はこんな感じで過ごしているのよ。

不安があるとすれば…騎士様のことよね、若手が育つと同時に野心が芽生えつつあるのが心配です。

人の意見を聞かずに自分の意見だけで強引に話を進ませ暴走するような人じゃないのは知っているので、その点は安心しているのだけど…

この燻ぶりが何かのきっかけで爆発しないのを祈るばかりよね。


愛する人が戦地に行くのを見送るなんてできないもの、もし、デッドラインを超えようとするのであれば私も何があろうとついていくから!


その為に、こっそりと乙女ちゃんと一緒にトレーニングしてたりするのよ!

今となってはもうね、たるんだお腹に効きまくりだったぜぇ!?

…運動さぼるのよくないわね、学生のころに比べてこんなにも動きが鈍くなっているなんて思わなかった!20を超えるとこんなにも体力筋力が低下するなんて思わなかった!!


他にもね、この2年で変化ってすっごいいっぱいあるけれど、それはまた今度!

この後は乙女ちゃんからの相談があるのでアディオス!!



人類の敵だけど、本気で攻めてこないのであれば、攻めなくてもいいっていう考えなんて、甘いのはわかっているけど、私は別にそれを望んでいない。

騎士様さえ傍にいてくれれば何も望まない・・・


この刻が、永遠に続けばいいって願っていても、周りは進んでいく、気が付けば2年も時が流れてしまった。

様々な歴史書を漁り続けて、眉唾だけどとある伝記を見つけることが出来た、なんでも、この世界には、ある秘匿された理論があるっと…


それは、時空や時元と言われる概念に干渉する術式があると書かれていた。

その出どころは何処なのか?



始祖様が残した秘術として、残されているっと書かれていた。



それを用いることができれば、この永遠を終わらせないことができるのだろうか?

術式は専門外過ぎて、私には一生理解できないのだろうな…術式から愛されるような始祖の申し子、神に祝福された存在がいれば違うのだろうか?

感想、評価、いいね、Xのフォローよろしくお願いします。

感想は一言でもいいので、頂けると嬉しいです。

お気持ちだけでも励みになりますので、よろしくお願いいたします。


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追記:

完結してから、一度、見直して修正するところとか、読みにくい所があれば修正してます。

当時の目標が完結優先で、急ぎ足で書いていたので見直していなかったのです。

完結後に見直し訂正する予定でしたので!

ゆっくりと修正して行こうと思います。




─※ 完結まで読んでから見てね ※─ 

─※ ネタバレ注意 ※─ 



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それは、時空や時元と言われる概念に干渉する術式があると書かれていた。

その出どころは何処なのか?



始祖様が残した秘術として、残されているっと書かれていた。


──────────────────────

No2が集めた書物の中に、聖女が始祖様との会話をメモした紙、教会が秘匿している秘文書の一端を垣間見ることが出来た歴史学者が遺した一説、それを見ただけなので詳しい事は知りません。

また、多くの方がその様なことが出来るのは始祖様だけだろうと思っています。

そういった伝記が残されているので、この世界の何処かには始祖様が遺した叡智が残っているのではないか!っと歴史学者や教会が探していたりしたことがあります。

今はもう、殆ど調べつくされたのでそういった活動は殆どされていません。

教会も始祖様が遺した遺物全てを搔き集め保管しております。そう、毛の一本たりとも逃すことなく…


知ってますか?毛にもDNAっという遺伝子情報が含まれているのを。

姫様が知らないわけが無いですよね?地球の知識をある程度閲覧できるのですから。

そう、始祖様っという人物が見てきて気になった内容を保存しているメモ帳として機能している寵愛の加護にアクセスできるのですから…




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