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最前線  作者: TF


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4/843

猛者のプライベート

加筆修正完了!


誤字脱字の見逃しあれば教えてくださいませ~><;


後、後書きにネタバレなどが含まれてる設定資料とかも残していこうかと思っていますので

初見さんは見ないようにしてくれますと嬉しいです!


紐で結ばれた新種のサンプルを引きずりながら、転送の陣へと入っていく。

此度は少々、アクシデントが多かったが、誰も死んではいないので問題ない。

しかし、怒り心頭の奴らもいるであろう、吾輩としてもある程度は宥めてやるとするか。

アクシデントがあったとはいえ、一応ではあるが、実りもあり良き戦果も上げることが出来たので、つい笑みがこぼれてしまうのであるなぁ。


その後の報酬や楽しみを考えると気分は最高潮である。

緩んでしまった頬を引き締めないと街に戻ったら笑われてしまうのである。


アクシデントで少々太腿に裂傷を作ってしまったが、医療班のエースによって、後遺症も痛みもなく痺れもなく速やかに前線復帰したので問題なしであるな!頼りになるのである!


若き新参者がいるこの時期だと、反応が初々しくて楽しかったであるからな。

現場では、骨が見えてるえぐいえぐい等、初々しい反応が辺り一面に響き渡っていたのであるが、新人達に現場の怖さを理解してもらえたようで、それもまた良き成果である。


魔術陣を出てからも、先の光景を思い出し胸を張ってふんぞり返っていると「ぁのぅベテランさーん?」金属を叩く音と僅かな振動が吾輩に伝わってくるのである。

ガンガンと吾輩の鎧を叩く不届き者が居るのであるなぁ。


どうやってとっちめてやろうかと悩んでいると


「気がついてる癖に無視するのは良くないですよ?また、通過儀礼というやつですか?天丼ってやつですか?あちきにはよくわかんないです。どうして毎回毎回…」

む、声が小さくなってきたな、早めに声をかけてやるとしますか

こやつは、まだまだ子供であるからな。


「良き獲物を得た時くらい、構ってくれてもよかろう?」

後ろでガンガンと吾輩の家宝である鎧を叩いている不届き者に声をかけると


「様式美ってやつですかぁ?あちき、そういうのわかんないですよ、早く成果を渡してほしいですよ」

少し頬を膨らませて凄んでいる。ふふ、怖い怖いであるなぁ。


悪戯心を掻き立てる仕草をするのがいけないのである。

吾輩もいい歳になったので、こういうのは下の者に示しが付かないっというのは、わかっているのであるがな

習慣というやつは、なかなかに、修正が効かぬものであるなぁ、年は取りたくないものだ


何とも言えない表情で佇んでいると「今回のは、、、ぉぉぅ!?初めて見るやつだぁっ!?なぁに、これぇ・・・」紐に結ばれし獲物を興味深そうに眼を輝かせながら見ている。


こやつは、敵を解体、解剖、分析する為の研究塔にいる一研究員であるのと、同時に、吾輩の姪っ子でもある。血の繋がりは無いのであるがな、妻の姪っ子であれば吾輩の姪っ子なのである、初めて会った時に妻にも頼まれているのでな。

なので、こやつと相対すると如何せん、童の時と同様にな、ついつい童と同じように扱ってしまうのは如何なものかと思っているのだが、長年染みついた癖というのは抜けぬものである。


「珍しかろう、鼻先にというか鼻上というべきか?そんな所に鋭く硬い角があってな、下から上へと突き上げるように突進してきてな、不意を喰らい太腿をもっていかれた!破裂するような衝撃に驚いたぞ!」

パシパシとえぐられた太腿を叩いていると青ざめた顔でこちらを見ている、相変わらず、スプラッタな話題は苦手のご様子であるな、敵を解体するときは喜々としているのに不思議なものであるな。


人が対象だとダメというのが不思議でならんな~この大地の獣は白い体液だからであるか?

優しき子なのか、さいこなぱすってやつなのか、叔父さんにはわからぬなぁ。


新しき獲物を嬉しそうに観察するように全方位から見回し続けている。

その行為を止める気にはならない、研究員っというものは己が知的好奇心を満たすのを邪魔されるのを嫌がる者である、吾輩もまた一探求者である、その気持ちは痛いほどわかるのであるな。


一通り観察を終えたのか、上目遣いでこちらを見てくる。

うむ、どうやら、ファーストインプレッションというやつは終わったのであるな?

嗚呼、初対面、好奇心満たされる乙女の心、、、、なんか違うであるなな、まぁよいよい、こういう時にこういう語学というのを学び、友に正しいのか確認すればいいのである。


「では、何時もの様に研究塔に、これらを運べばよいか?」

よいしょっと掛け声と共に、獲物を持ち上げては運ぶための手押し押し車へと獲物を放り込み


「ぅぁ!だ、だいじょうぶだよぉおじー!ぁとはこっちでやるよぉ、おじーは休憩しなよー」

申し訳なさそうに昔のようにおじーっと呼んでくれる。

優しい姪っ子の気づかいに胸が暖かくなり、周囲の人達も吾輩達のやり取りを微笑ましく見ている…見ている?そうであるか!そういうことであるのか?

むぅ…うむ!一考しても姪っ子が焦った理由も確かにであるな!


ベテランなんて呼ばれている人物にこの街にきてまだまだ若いもの目上の方に雑用などを押し付けられているように見えるてしまうのは、研究塔にとっても、姪っ子としても悪印象となるか?外面を気にするのであればそうであるな。


「む、すまない、ついつい」子供扱いをしてしまったのである。反省せねばなるまい。


しかし、っであれば研究塔には他にも人員がいるであろう?

周囲に視線を向けてみるが、研究塔の他の面々が見当たらない、道の先にも。

誰も手伝いに来る様子は皆無、姪っ子は学者一筋で力なんてないのであるなぁ、それを知らない仲間でもないであろうに?自慢ではないがこやつは、下手をすると参考書よりも重い物を持ったことがないのでは?そんな風に思ってしまうくらい非力でヒョロヒョロである。

飯を食えと言いたくなるが言い過ぎると頬を膨らませるので言えぬのである。


勘違いをしないでほしいのであるが、姪っ子はこう見えても優秀なのである武家の一族とはいえ、学問においては武家の一族は思えぬほどに聡明である。

貴族達が通う学院を飛び級で卒業していると聞いているのである。

姪っ子の希望として研究塔に配属されてから、もう、そうであるか!もう一年も経つのであるかぁ、時間の流れというのは早いものであるなぁ。

一年経過したとはいえ、研究塔の中ではまだまだ、一番の若輩者である姪っ子は研究塔の中では立場が弱いのである。意地悪されたら言うのであるぞ?っと親心を出すべきであるが、子供扱いしては怒られそうであるし、あの姫様がその様な行為を見逃すわけも無し。こわいこわい。


研究塔から誰も応援が来ないのであれば「助けもこん、なれば力を貸そうぞ弱気者よ」手を姪っ子に伸ばすとゴンゴンと鈍い音が吾輩の身につけている鎧から聞こえてくる、ついつい癖で頭を撫でようとしたが、固い音がするのであるであるなぁ。

「手甲つけたまま頭障るの禁止!」うがーという子供のような奇声と共に本で手を払うように叩かれてしまった。

ああ、いかんいかん、いつもの癖で頭を撫でようとしてしまったであるな。

吾輩が悪いのはわかっているのであるが、しっかりと、ハードカバーな本で防御してくれたか、良かったよかった、、、っと言うべきなのであろうか?あの本…


うむ、あのハードカバー見覚えがあるぞ。確か、ここに配属されて一年記念でおねだりされて、買ってやった珠玉の一品ではないか?、、、肌身離さず持っているのは嬉しい気がするのであるが、吾輩の攻撃をガードする為に持ち歩いているのであれば、何とも言えぬ気持になるのである。


姪っ子の頭を触ろうとしてガードされてしまうのは良いのであるがなぁっと何とも言えない気持ちを抱えている間に、姪っ子のやつが押し車を動かそうとしているが

「ここに来て一年!あちきだってもう14!14で見渡す敵をばったばったとなぎ倒していた一族の血筋!あちきだってこれくらいぃぃぃぃぃぃ!!!!」

ピクリとも動かぬのであるな。

二輪タイプの手押し車とは手前を持ち上げて押して動かすものである。故に!手前を浮かさないと押せないのである!手前には手押し車を固定する為の棒が備え付けてあるのでな!それが邪魔をしている限り押しても無駄である!このタイプの押し車は非力な者では、動かぬが道理。


研究一筋の非力な姪っ子にこれをしろというのは無理難題である、適材適所っという言葉を勉強をし続け学を磨いている吾輩はしっているのである。

まずは、わからせることが大事であるな、ここで吾輩が姪っ子をどかせば頬を膨らませ睨んでくるであろう。

「手前を持ち上げてみよ」

助言を言うと、気が付いたのかはっとした顔の後、自身の足の力と腕力で持ち上げようとするが、上げるのは姪っ子の顎ばかり、空を見上げるだけでは手押し車は浮はせんぞ?


何度か奇声を上げながらチャレンジをするが浮く気配は無かった、ようやっと理解したのか、情けない顔でこちらを見てくる。

情けない顔を此方に向けるなっである。


やれやれ姪っ子の後ろに回り「ほれ、出発じゃー」姪っ子を押し車と吾輩の間に置き、姪っ子ごと押していく。

うきゃ~と嬉しそうな声を出すと、また周りから子ども扱いされてふくれっ面になってしまうぞ。

そんな注意が喉から出ていきそうなのを出て行かないように堪える。


姪っ子のやつは研究一筋である、その影響で何処か14とはいえ他とずれている気がするのである。

だからと言って吾輩がどうこうあれこれするつもりもないのである。

姪っ子もまた、色恋でもすれば、多少は大人になる、っと思うのであるな。


ふむ、そういえば姫様が仰って板であるな、どんな事象にも何かしらの理由があるのだと…そうなるとである、姪っ子が幼いままなのは、研究塔の連中が甘やかすから、子供じみているのであるか?

それとも、研究一筋でずっと、人と関わってこなかったから精神年齢が、追いついていないのであるか?

それとも、追いついていても、それが楽だから、そうしているのかもしれないのであるなぁ。

乙女心&子供心、それに姪っ子は吾輩と違って賢い、吾輩では掴もうと考える事こそおこがましいというやつであるな、姪っ子の心、わからぬものである。


押し車との間に挟まれ一緒に運ばれているというのに嬉しそうに童のような声を出している姪っ子と共に研究塔へと駆けていく。




研究塔の中へと仕留めた獲物を運び込むが…どうも様子がおかしい、何時もなら大勢の人物がいるのに、誰も居る様子が無い。

成程、助けにこんのではなく、皆、出払っていたタイミングであったか。

「皆はどうした?」研究塔に誰も居ないのは、かなり稀なのである。

何か突発的な緊急事態が起きていて、幹部である吾輩が外に出ている間、何か問題が起きていたのか?


「うん、どうしてかわからないんだけどぉ姫様の術式がね?見破られちゃって、それの対策と現場検証でみんなでてるの」

知らない問題かと思えば、報告を受けた内容だった。

そういえば、そんな事が起こってしまったと小耳にはさんでいたであるなぁ。姫様の術式が破られてたであるか、偶にあるから、それも致し方あるまい。


前線で戦いに明け暮れていると後方で起きた事件に気が付かないことも多々ある。

だが、此度は、医療班がいる場所の付近にいた全身甲冑の吾輩でも気が付くほどの大地を揺らすような轟音が鳴り響いたのでな、さすがに吾輩でも気が付くのである。

緊急事態?応援必要か?二本足が出てきたか?と緊急で伝令部隊に術譜を用いて音波を飛ばしたものである。


伝令部隊も吾輩の音波に直ぐに気が付いてくれて兜の中に音が広がり状況を教えてくれたのであったな。

伝えられた情報として、医療班がカウンターで殲滅による轟音鳴らし、現場被害は無し、任務継続されたし、という、返事が返ってきたので何も心配しておらなんだが。


それは、兵士の立場であって、研究員、術式開発部門の連中からすると、姫様の術式が破られたのであれば非常事態であるなぁ。たまにあるがな。


そうなると、研究塔に誰も居ないのは納得である。

彼らは術式研究所と兼任している者が多いのでな、今頃、姫様に自分が構築し考案した阻害術式について説明する為の論文をまとめているのであろう。みな、姫様に認めてもらいたいであろうからな。


研究塔の状況を理解したのであれば、力仕事を請け負ってやるとする。

動きやすいように鎧を脱いでから姪っ子に指示を求むと声をかけると、最初は申し訳なさそうな顔をしたが状況を視ろと言うと照れくさそうに頷いてくれた。


姪っ子からの指示の下、何度か転送陣と研究塔を往復し、てきぱきと運んできた死の大地で初めて見る獣、そのサンプル達を配置していく。

今回は、暴れると厄介なほどに力が強かったのでな、〆てある。

〆てあるときは、物質保存を目的とした術式が起動している台座に置くだけだから楽ではある。

血抜きなどをする場合は吊るさんといかんから面倒でな。


後、生け捕りする場合だと、麻酔や、鎮静剤をどれくらい使用しているのか、また、使用してから何分経過したのか、後は、どの部位に打ち込んだのか!だの書類も全部書かないといけないのが


非常に煩わしいのである!!

だが、金の為なら吾輩は文句を垂れ流しながら頑張るのである!


此度は突発的な邂逅であり、よりによって学徒上がりの初戦場組も居たので生け捕りはせずに〆たのだが、これに再度、邂逅した時は生け捕りせよという塔の主、研究塔の長からの勅命(膨大な報奨金で頬を叩かれながら)が飛んできそうな予感がするのであるなぁ、最近はちらほらと、新しい形状の獣を見かけるのでこちらとしてはありがたいことではあるが、こやつを生け捕るのは難儀するであるぞ?


皮膚も大部分が硬質で鋼のように硬い、硬いだけでなく速さがある、そう、この体躯でこやつは機動力もある、吾輩の足を貫くほどの力も申し分なし!

一度のミスで軽く死者が出かねる相手であるなぁ二足歩行、いや、人型であるな、あれと同等と考えても良さそうではある。

故に、捕獲するのは非常に困難であり、それが出来るのが吾輩とあと数名といったところであるなぁ、、、

仮にである、麻酔を打つとしても皮膚が硬くて針が通らなさそうであるなぁ、、、

No2のやつを頼れば何か良い方法を考えてくれるやもしれんが、あやつは忙しいであるからな、この程度で相談するのもってことであるな。


初めて出くわした獣を、まじまじと、眺めていると

「おじー、大丈夫だよー新しい奴の捕獲任務は、目撃数が伸びて、なおかつー急遽、対策が必要な敵じゃないとそうそうないよー」

こんな突進馬鹿なんて、生け捕りいらな~い、いらな~いっと言いながら部屋の奥に引っ込んでいく。

姪っ子は賢いな、ある程度見ただけで大体の特徴を見抜けることが出来る。


むぅ、確かに、厄介な毒、または新種の毒があるわけでもなし、ただの猪突猛進タイプであれば、今まで良く殲滅してきた猪共と変わらぬか、皮膚が硬いのか、固い毛に覆われている、その程度の違いといってしまえば、そうであるな、違いなどそれくらいだな。


それに、硬い皮膚には隙間がある、皮膚の間に刃の通るくらいの隙間があり、そこに刃を入れれば綺麗に刃は刺さる、槍などがあれば、左右からも攻めようがある。対策は非常に容易であり脅威ではない。


脅威ではないのであるが、ここ最近、新種を発見するスパンが早い気がするのである。


一抹の不安が、もやっと思考に纏わりついてくる、野生の勘、または、激戦を生き抜いた勘、もしくは…姫様の言葉が脳裏をちらついてしまう。何かが警告を出してるような気がしてならない。


ほんの小さな予兆なのか、ただの杞憂なのか、こういった類の予感は、ほぼほぼ、外れるのであるが、、、ぅぅむ。

嫌な予感を感じながら、これ以上力仕事も無さそうなので、脱いだ鎧を再度着こむ。

手で運ぶよりも着た方が楽に運べるのであるからな。


両腕を組み、眉間に皺をよせ、仁王立ちで立ち尽くす。

今この瞬間を誰かに見られていたら確実に怖い人としか思えぬであろうな。


この嫌な予感を誰かに相談するべきであろうかと悩んでいると

ガンガンと吾輩の後ろから音がする?うむ、吾輩の家宝が何者かに叩かれておるな「おじー?どしたー?」音がする方向から姪っ子の声がする。


うむ、少々、考え込んでしまっていたようである。

研究塔のど真ん中で仁王立ちする全身甲冑の漢、誰が何と言おうとこの光景は怖いと吾輩でも思う。


後ろに振り返り姪っ子の心配そうな顔に

「すまない、少々疲れが出てしまったようである」

出来る限りいつも新人たちに見せるような爽やかな笑顔を作り応えてやる。

姪っ子に心配をかけるのはよろしくないのである。


だが、長い付き合いが故に見抜かれてしまっているのか、眉間にしわを寄せて此方を見上げている。

ふむ、先の言い訳は姪っ子も納得していないご様子であるな、あんた嘘ついてるでしょ?という疑惑の視線を吾輩に向けないで欲しいのである、疲れているのは事実であるのに、、、

「いや、何、こやつに打ち抜かれたあの状況を思い起こしていてな、次回の訓練に組み込もうかと脳内でしゅみれーとしていたのだ」

さらに、姪っ子の顔から疑惑の視線が強くなっている気がするである

「おじーがなんか難しいこと言ってる、あとしゅみれーとじゃない、シミュレートだよぉ?」

呆れたような顔で言葉の間違いとけなす言葉を投げかけられてしまう。


…姪っ子よ、その一言と態度はおじーとはいえ、少々、傷つくであるぞ?

おじーだってちゃんと考えているのである。

これから先の事を長年ずっと考えて考えて、姫様のように思考することを続けているのである。


作り笑顔をキープしていると

「はい!おじー!これ!」ぴょんぴょんと目の前で小さくジャンプする姪っ子の手には書類が握られていた。

搬入完了の書類だろう書類を受け取り内容を確認する

中身の確認を終え、特に不備も見当たらない

「うむ、これにて完了だな」

さて、これにて今日の仕事は終わりである、ここからはしっかりと休養を取らねば。

待ちに待ったプライベートの時間だぁっ!!臨時収入も確約されたのである!!!!


っとなれば!!出かけるとするであるな!色街に!!ふぅわっほぉい!!!


シリアスなのは仕事中のみでよい!ここからは己の欲求を開放するのみ!!

仕事は仕事!プライベートはプライベート!!!メリハリ大事でああああああるぅぅうぅ!


吾輩の滾る心と思いが叫んでるのである!上からも下からもぉぉぉぉぉ!!!!


そうと決まれば、心も体も浮足立つ、心落ち着かせていては下も萎えるのであるからな!

可愛い姪っ子と素早く別れて、自室に戻り、家宝の甲冑を本当は戻ってすぐに手入れするのが基本であるが、まずは、汗を流したいのである!!


ささっと目に見える汚れと汗を乾いた布で拭い、鎧を置くための棚に家宝を置いてから、肌着と私服を持って大浴場に向かうのだが、どうしても、早歩きになってしまうのであるなぁ!むほほ!今から滾らせておくと要らぬ誤解を生んでしまいかねんが!こちとら溜まってるのであるからなぁ!!!むほむほほ!


下の心配をよそに、大浴場には多くの人はいなかったし、筋骨隆々の肌を見れば下も何も言わずに黙りつくす。

まだ、日も高い為か浴場はそこまで混雑はしていなかったので洗い場も空いているのであるな!

掃除もろくにしていない吾輩の部屋にある風呂を準備するよりも此方の方が早く済ませれるのである!!


滾る気持ちを抑えながら、手早く済ませていくのだが!この先に待ち受ける憂いた花園の事を考えると隅から隅まで徹底的に綺麗にするのが礼儀であり作法である!!


汚いと、あからさまにサービスの質が落ちるものであるからなぁ、相手もまた人、気持ちよく仕事をしてほしいというものである。


なので、しっかりと爪の間もブラシでしっかりと綺麗に!耳の裏もしっかり綺麗に!へそもしっかりと綺麗に!!口腔と下は、より念入りに!!!!

全身、ピッカピカに磨いていく、下手をすると家宝よりも丁寧に完璧に綺麗にしているかもしれないのであるが、気のせい気のせい!!


そそくさと浴場を出て、自室に戻って、念のために片手剣を持って、こそこそと色街がある隣町に向かう乗り合い大人数用の長距離移動魔道具に乗り込む。


一定の時間になると自動で隣の街まで動いてくれるので非常に楽なのである。

会計も、プレートをかざすだけで自動で吾輩の銀行口座から引き落としてくれるので、現金を持ち歩く必要が無いのも、また、お気軽で楽なのである。


このシステムを作りたもうた賢人には感謝の念しかでないのである。

これのおかげでより一層、ゴロツキ共が襲ってくる可能性も減り、治安も良くなったという結果もついてきているのである!


爺様の世代だと、街との移動は馬車が主流と聞いていたのであるが、お隣に行くとすると、そこそこのお金が必要であるからな、何故そこそこの金が必要なのか、決まっているであろうが!

色街で遊ぶにはそこそこのマネーがいるのである!

大金を持ちながらの移動になるからと、王都から隣町へと向かう最中、ちょくちょく野党が現れたりしていた時代があると聞いたことがある。

まぁ、金をもって遊びにいくのであるから、護衛を馬車に潜ませておくのは定石である。

護衛によって野党共はお縄につきとなり刑罰として、前線に放り込んでいたそうであるが…今も変わらず装備なしであろうな、っであれば、確実に死んでいるのであるな。


今では馬車を用いる人達も減ったのである。

この街から王都や隣町に遊びに行く場合は、この大型魔道車が主流となっているのである。

そもそも、何時からであるかな?吾輩が小さな頃よりも、ますます野党が減ったと聞いているのである。

皆、現金などの金品を持ち歩くことが減ったっというのも影響しているのであるであろうな。


野党も馬鹿である、金が欲しいのであれば働けばいいのに、っである。

そも!このご時世、人同士で争っている余裕など無いのである!

どうして、犯罪者たちはみな、楽をしたがるのである?

奪うよりも、畑を開拓すればよいと思わんか?

近年の農業はとても楽になったと聞いているのに、嘆かわしいものであるなぁ、、、


そんな事を考えていると

「おや!ベテランさんじゃないか!いくのか?」

見知った顔も乗り込んできたのである

「おぬしもであろう?」

屈強な漢が見合わせて鼻の下を伸ばしながらにたぁとした笑顔を浮かべてしまう。


いかんいかん、だらしない顔をしている、こんなのを見られたら、また、変なあだ名をつけられてしまうではないか。


幸いにも、この時間から、出かける者は少なく、乗り合いの車には吾輩とこやつだけであるとはいえ、猥談等は控えねばな、そういうのは、向こうに着いてからである。

隣町はそういう店が多いのであるが、歓楽街っというのであるか?お酒を楽しむ場所もあるので、女性達が遊びに行くこともあるのである!猥談をしていると吾輩が白い目で見られてしまうのであるな!


早く出発しないかと、これ以上、誰も乗ってこないでほしいなっと、そわそわとしていると、待ちに待った車のドアが閉まった。

おっさん二人だけのピンクな旅が始まるのである!

馬車などであれば、一定の人数が居ないと売り上げにならないので、二人だけなんて嫌がられるものであるが、無人で自動で動く料金も安い!のであれば、誰も嫌な思いをしない。素晴らしいのであるな。


バスと呼ばれている大型自動魔道車が動き出すと地面から小さな揺れを感じ

その揺れがまた、先の事、連想させそうで興奮が高まっていく。


この先に待ち受けているあれやこれやそれを想像すると、いやしてしまう!・・・早くも興奮してきたのである

周りに同好の士以外居ない分、より一層、そわそわとしてしまうのであるなぁ!

初めての色街にいく若造の如く!滾る思いが!滾る思いが!あふれてくるのであるぅぅl


だが、しかぁし!それを隣のやつに悟られんようにするのも、年長者としての威厳というものである。


ちらりと隣を見ると周りに誰も居ないのを良いことに【色街特選お嬢!!】という名の雑誌を広げているではないか!!なにそれいいなみせてほしい


ちらちらと覗くように見ていると、直ぐに気付かれてしまったのである。

あやつは、笑顔でもう一つ違う雑誌を吾輩に渡すとぐっと親指を立ててきたので、吾輩も屈託のない全力の笑顔で親指を立てたあと、年長者としての威厳もへったくれもなく、雑誌に穴が開くような程の熱量を込めて隅から隅まで見てしまったのである。



同好の士とは、何も言わず通じ合えるのが素晴らしいものである。むほほ



こうして、吾輩の休暇は余すことなく堪能したのである!

そう!何時ものように!二日ほど色街に滞在して、心の底から休暇を楽しんだのである!


実は、吾輩の「ベテラン」というあだ名には二つの意味があるのである、一つは、かれこれ、15年以上も前線で戦い抜いている猛者という意味とあともう一つ!


色街に通いまくっていて、色々とあちらのほうの経験もめちゃくちゃ豊富で前、後の準備や注意点を知り尽くしたベテランという意味が込められているのである。


だが!ここ1年で吾輩も少し肩身が狭くなったのである!!

この所業が、姪っ子にばれないようにするのが最近の一番の心労である。


姪っ子にばれてしまうと、実家にもばれてしまうのである、そうなると、実家に居る吾輩の娘にも絶対に伝わってしまうのである、それだけは避けたいのである。


実家に帰った時にただでさえ、臭いだの、でかいだの、気持ち悪いだのと避けられているのに、これ以上嫌われたくないのである。

姪っ子のように、甘えて欲しいモノであるなぁ・・・・


奥さんにはバレても良いのかと?…このプレートで支払うと、どこで何に使ったのか明朗会計でしてなぁ、、、


困ったことに妻もこの口座を使用していてなぁ、多少は濁した表記になっているとはいえ、気が付かないわけがなかろうなのである。寧ろ、妻の方が貴族として風習などに詳しいだろうから、こういうのに肝要なのであろうな。


この前、帰った時なんてちょろっと臀部を撫でただけで平手打ちを食らったのであるくすん、、、ダディは人一倍稼いでいるからそれくらい許して欲しいのである。

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追記:

完結してから、一度、見直して修正するところとか、読みにくい所があれば修正してます。

当時の目標が完結優先で、急ぎ足で書いていたので見直していなかったのです。

完結後に見直し訂正する予定でしたので!

ゆっくりと修正して行こうと思います。




─※ 完結まで読んでから見てね ※─


街でのあだ名 ベテラン

本名 カジカ

孤児院にいた年齢、幼い時に武術を鍛えてくれた師匠が名前を付けてくれた。


貴族へと婿入りしたのだけれど、家名はまだ名乗ることが許されていない。

当主となった暁に名乗ることが許されていて、当主となる条件が


現当主がお隠れになるか、世界が平和になったときっという無理難題だった。

それでも、妻と釣り合う男になるために貴族へと至る道があるのであれば諦めまいと常日頃模索している。


何方も現実的ではないとカジカ自身も半分諦めていたのを姫様に相談し

姫様もベテランさんが望むのであればっと、盟約を持ちかける


1・この街に忠誠を誓う事

2・人類を守る為なら命をかけること

3・夢半ばで倒れた場合、血筋をこの街で働かせること


それらを条件に貴族でも手に入れるのが困難な金額を渡している。

それでも、カジカとしては子供達にお金に困って欲しくないのと

自分が遊ぶためにお金は常に欲している。

理由の一つとして色街にいる隠し子にお金を渡す為。


彼のキャッチコピー

『千差万別の手数を変幻自在に生み出し扱う手練れ!千手の技を持つ男』

身長は、187センチ付近

髪の色は金髪、目は青色。

髪の色を染める場所も道具も比較的安く、身近で手に入りやすいので、若い頃は始祖様に憧れて黒髪にしていた時期もある。


若い頃は細身だったけれど、歳を重ねるうちに筋骨隆々へと鍛え上げられた

それも、死の街で鍛えてくれた団長の父である敬愛する戦士長に近づきたかったため。


子供が三人いる 隠し子もいる

物語りがスタートした時点では

長女15歳 長男8歳 次女14歳

物語りに特に絡むわけではない


元々、外面が良く、年下の扱いにも慣れているので

初見で彼の異名を知らない人は優しく紳士的で口調も穏やかにしているため、絆されることが多い。

後に彼の手の速さをしって嫌う人もいれば遊びとしての関係を持とうと近寄る人もいる。

奥様としては旦那の手の速さにストレスを感じているので子供達が育ちきったらこの街に戻りたいと常々思っているので鍛錬を欠かしていない。


始祖様から受け継いだ能力


魔力精製器官 肺


魔力を精製する能力が他の人よりも長けているのでスタミナが高い

体力を維持するために無意識に魔力を体力へと変換しているタイプ

空気中に漂う魔力を肺を通して吸収する能力を持っているが本人は知らないし、物語り上、姫様は始祖様の遺伝子を研究し、彼がその能力を持っているのかもしれないと予想はしている。

なお、そのくだりはカットしています。

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