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最前線  作者: TF


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24/843

幕間 激しい戦いの後

加筆修正完了!


誤字脱字の見逃しあれば教えてくださいませ~><;


後、後書きにネタバレなどが含まれてる設定資料とかも残していこうかと思っていますので

初見さんは見ないようにしてくれますと嬉しいです!

人型との戦いは、いつだって壮絶で、いつだって犠牲者が出てきた。


犠牲無くして勝利がありえない、いつかはそんな現状を打破したくて、頑張ってきたけれど、まだまだ、頑張りが足らない。

次こそは必ず、達成して見せる。絶対に!


今回だって、大きな大きな被害が出た、アイツらは突然湧いてくる、せめて監視している大穴からノコノコと出てきてくれたらわかりやすくて、警戒できるのに


そうじゃない、あいつらは呼び動作も何もなく、いきなり出てくる。


他の獣達が大穴から出てくるのは何度も何度も目撃しているのに、なぜか、人型の多くが大穴から出てくるのを目撃できない、姫様の推測では私達がまだ知らない認識阻害の術式を向こうが持っていて、此方に接近するまで使用している可能性が高いという推測を出しているのだが…


なら、どうして、街のど真ん中でいきなり現れないのか?っという疑問も残る。


考えれば考える程、よくわからないって言う結果になってしまった。

そういう難しい事は学者先生や姫様に任せて私は、医療技術や新しい技術の確立と、後人の育成を頑張るとしましょう!


そんなわけで!今日の予定は後人の育成!久しぶりの新人研修!

あのときの三つ編みちゃんがね、医療班に入りたい!っというね、嘆願書を直接、頂いたの、で!

すぐさま配属ってわけにもいかないので、まずは、一緒に行動して医療班として、どの様に仕事をしているのかを、数日間、私と一緒に行動して見てもらってから、頑張れそうなのかを自身で見極めてもらう。

その為にも、医療班がどういう場所で実は過酷な現場であるのをしっかりと見学して体験して貰わないとね。


それでもなお、この過酷な現場で働きたいのなら、付いておいでと言う形を毎回とっております。


周りからは、初手団長は良くない!持たない!主に心が!って言われたけれど、私ってそんなに、きついのかなぁ?ちょっとショックなんだけど…


でも、三つ編みちゃんからね、私が良いって指名してきたんだもん、私が良いって!

だったら、ねぇ?願いは、その、ほら?聞き届けてあげないとね?やる気があるようだし。


病棟に、入っていくと三つ編みちゃんが既に待っていたようで笑顔でこっちに走ってくる

「ぉ、おはようございます!お姉様!!」

…ん?私男だよ?ぁれ?説明してなかったっけ?まぁいいか、誤解はそのうち解けるさ。


「おはよう」

朝の挨拶をしながら頭を撫でてあげると嬉しそうな顔をしている、ここまでダイレクトに慕ってくれるのは嬉しいけれど、何日持つのかなー?最後まで持ってくれると嬉しいなぁ・・・


「あ!それと私の事は団長っと呼ぶように!お姉様だと、勘違いされるからね?色々と」

こういうのは、早めに釘を刺さないとね、上に立つものとして規律は大事。


「ぁ、はい、わかりました団長」

ちょっとしょんぼりとした表情をされてしまっても、規律は大事だからね?


三つ編みちゃんと一緒に、病棟にいる患者の回診を行っていく。

特に大きな異常もなく、順調そのものだ、No2の処置に間違い何て早々起きない、流石は前団長!ってそれだけじゃない、現在の医療班を導いてきた大先輩なだけある。


No2の代わりに処置した、腕と足を繋いで鼓膜も綺麗に治した根性のある新人も、しっかりと診察していく。


細胞が綺麗にくっついていたし

皮膚を張り替えた際に発生する皺もないし

火傷の影響で出てくるシミもなく、皮膚は非常に綺麗な仕上がりとなっている。


頭皮からは早くも薄っすらと髪が生えようとしているのがわかる。

ちゃんと毛穴に栄養が流れている証拠。


残っていた髪の毛も全部切って坊主にするなんて女性だと中々そこまで踏ん切りがつかないのに、根性のある娘だ、騎士の部がぜひとも欲しいと言っていた気持ちがわかる、肝が据わっている。


後は~ちぎれた腕と足をくっつけた際に、極稀に発生する拒絶反応とか、神経過敏症もなさそうなので、保存液の扱いが非常に良かったのだと判断できる。

吹き飛んだ腕と足を綺麗に感染症なく、神経や血管を死滅させることなく完璧に保存されていたことになる。


技術班の技術力も向上してきているし、姫様が担当していた研究の成果がしっかりと出ている。


ただ、まぁ、腕と足が離れていた期間があるぶん、ちょっと動きにタイムラグがあったり、自分が思い描いたとおりに動いてくれていない様子なのでリハビリテーションが必要。

どうせならと、三つ編みちゃんにやり方を指導しながらリハビリを行った。

もし、三つ編みちゃんが医療班に所属するとなったら、この娘の友達としてリハビリテーションを担当してもらおうと思う。


お互い、生死を必死に確認しあっていた仲だもの、もっともっと縁を深めて絆を高めてもらおう。

もしかしたら、この二人が今後、この街を引っ張っていく存在になるかもしれないからね。


若さってのは無限大の可能性があるからね。


まぁ、初日だし、色んな場所に付き合わせるのも大変だから、取り合えず、三つ編みちゃんの今日の仕事は、この娘のリハビリテーションを頑張ってもらうのがいいかな?

お昼過ぎたら帰っていいからねと伝えて別行動をとることに。


一緒についてきたそうにしていたけれど、君だって体が癒え切っていないんだから、無理しないのっと頭を撫でながら伝えると頬を真っ赤に染めてはいっと小声で頷いた。

うんうん、私の何処が非情なんだって?厳しくないよね?ん~…皆の言葉の意図がわからない。


まぁ、私も体が癒えきっていないと言えば、いないから、無理はしたくないっていうのもある。

今日のお仕事は、これでお終いかなー、無理をする必要もないし、無理をしないといけない出来事もないからね。


さてっと、仮眠室にいるNo2の様子を見てから、街の方に行って~…片付けの手伝いでもしよっかなっと!


病棟にある仮眠室に行くと「・・・・んが!・・・ぁががが、、、ふごーーー」大股で隊服もがっつりとはだけて寝ている寝相が悪いNo2がまだイビキをかいて寝ている。


パンツもブラも全部見えてる…っていうか、その先まで見えちゃってるよもう…


余りの寝姿にに淑女として、どうなの?っと頭痛がする景色に頭を抱えながら、ベッドからずり落ちそうな片足を持ち上げてちゃんとベッドに戻し、はだけている下着をきっちりと正して、ずり落ちたズボンをグイイっと上げて正しい位置に戻す、開けた胸の部分も綺麗に正して、どうやって外れたのかわからないけど、前のボタンをしっかりと留めて、イビキをかかないように横向きに寝姿勢を動かして、掛け布団をかけてあげる。



・・・介護か!!もうそんなお年なの!?って脳裏が過ったが言えるわけもなく。



気持ちよさそうにイビキも収まって寝続けているので、そっとしておこうと、部屋を出ると姫様とばったり遭遇する。


あれ?敵の分析に研究塔にいると思ったんだけどな、どうしたんだろう?No2に用事とかかな?っと、不思議に思っていると

「いたいた~」

っと言いながら近寄ってきて私の腕を掴んだと思ったら何処かに連れて行こうと引っ張る。


「ど、どこいくの?」

何か用事があるのだろうかと?何か急用なのだろうかと焦ってしまう。

スタスタと歩いていくといきなりピタッと止まって

「ぁ、この後、用事あった感じだった?」

振り向きながらこっちの予定を確認する?


予定はないけれど、なんだろう「急患?」不安げに尋ねると

「ぁ、違う違う!培養が終わったの!」

その言葉に思い出す、急ぎで培養すると言っていたのを。

ぁ、もしかして私の皮膚!もう終わったの!?早くない!?驚いているとグッと親指を立ててサムズアップし笑顔で応えてくれる。


培養が終わったのなら、後は焼け爛れた皮膚を綺麗に取り換えるだけだけど…誰が担当してくれるのだろうか?No2は熟睡してるし…No3は、正直に言うと少し抵抗がある。

「姫が皮膚の置き換え術してくれるの?」

恐る恐る確認すると

「当り前じゃない!任せて任せて!」

彼女であれば安心!…なんだけど、まだ不安がある。


姫様がしてくれるのなら安心だけど、補助は誰がするのかな?

たぶん、ダイブ方式でしょ?

命綱無しでもこれくらいの、簡単な内容なら姫なら補助なしでもやってのけると思うけれど、大事な大事な姫の意識が帰ってこなくなるのは避けるべき事態なんだけど…補助と言えどNo3がいるのは、ちょっとっと口に出してはいけない思いが湧き上がってしまう


「大丈夫!全て準備できてるから!」

とびっきりの笑顔を見せたと思ったら、腕を引っ張って歩き始め、更衣室に到着する。


更衣室に入ると、姫様もささっと集中治療室用の服に着替えるので、私も隊服を脱いで、下着も脱いで、術着にぱぱっと着替えて、ちゃんと隊服も洗濯籠に入れて。覚悟を決める。


術着は、術の時間ロスを防ぐために、さっと脱ぐことが出来るように簡易的に紐で前後の布を繋ぎ合わせていて、紐を引っ張ると直ぐに脱げる構造となっている。

当然、下着も脱がないといけないので、今の私が身に着けてるのは薄い布一枚だけ、、、この格好ってちょっと恥ずかしいのよね。


姫様も私も、お互いおかしいところが無いか確認して、準備万端!


更衣室から出ると、なんでか知らないけれど、No3が仁王立ちで立ってるんだけど~。

あー!もう!やっぱり補助として彼を起用するよねー…その覚悟は出来てるけど!みら、見られる覚悟は、できてるけどぉ…

だからって何でここにいるの?部屋で待機しててよ!施術中ならともかく!今はこっちをじろじろと見ないでもらってもいいかな?裸同然に近い恰好なの!!

視線を上下高速に動かして隅々までみないで!視線がねちっこいの!!やだぁもうぅ…


「お願いします!僕に!僕にやらせてください!僕も治療室に入れてください!!お願いします!!」

「ぇぇ~、やだよー。難しい術じゃないから君が見学する必要も無ければ、これを経験する必要ないでしょー」

つい、本音が口から零れ落ちてしまった。


「はいはい、邪魔邪魔、ってか、君はどうやって嗅ぎ付けてきたの?っていうか、君の持ち場ってさ、今日は、外じゃなかったかなー?」

姫様の言葉で彼のスケジュールを思い出す。

あ!そうだよ!今日の君の担当は外じゃなかったかなー?なんでいるのかなー?


「代わってもらいました!!お願いします!!僕に!僕にやらせてください!お願いします!!」

腰を直角に曲げてまで頭を下げられても、本能的に嫌なんだけど、どうしようと困った顔で姫を見てるとコクリと頷き


「ダメなものはダメでーす!お姉さんたちを怒らせる前に持ち場へと戻りなさい」

相手がどれだけ誠意を尽くすように頭を下げたとしても姫様の態度は変わることなく

容赦なく、下げた頭の後頭部をペシペシと裏拳で叩く

されど、そこで引かないのがNo3…ガバっと両膝を突き、頭を地面に突き刺し

「これでもダメですかぁ!!お願いしますぅ!!」

土下座フォームで懇願してくる、折れない、なんで折れないの!?

帰れよ!!何がそこまで貴方を突き動かすの!?


姫様もすっと蹲踞の姿勢にまで視線を下げ

「どうしてそこまでしたいの?やりたいの?その理由をお姉さんに教えれるの?」

ポソポソっと耳元で話しかけてるけど、小声の意味、病棟が静かだから私の耳にもしっかりと届いてるんだけど?なんでちょっとほくそ笑んでるの?


…なんだろう、悪戯してるときの姫の表情なんだけど?


土下座しているNo3が、地獄の底から響いてくるような唸り声を小さく漏れるように出てくるヴヴヴヴヴっヴっと音が鳴りやんだと思ったら

ゆっくりと立ち上がると同時に

「すいませんでしたーーーー!!」

っと、涙を流しながら顔を真っ赤にして走っていった。

こら!ここ病棟!五月蠅くしちゃダメでしょ!後で色々とお説教だなーもう!


そんで、なんで?どうして?姫はそんなニヤニヤした顔をしているの?


「っさ!根性の無いえろがっぱがどっか行ったことだし!さぁ手早くするよー!この後、イベントが目白押しだからね!」


イベント?片付けのことかな?あとえろがっぱって何だろう?雨具のこと、とかかな?レインコートの事を合羽って言うような言わないような…?


姫はね、昔から、時折よくわからない言葉を使うけど、姫の事だから適当に音の響きがそれっぽいってだけでしゃべったりするから私を含め全員、そこまで気にはしていない。


「ほらいくよいくよー」

No3がどうしてあそこまで、粘っていたのか考えていると、お尻で腰を押される様に治療室へと押し出され


治療室の中に押し込まれる様に入ると…あれ?なんだろう?女性が多くない?部屋の中にメイドちゃん含め、数名の見学者が見学ルームにいるのが見えた。

どうしてだろう?皮膚の置き換え術っで8割を超える皮膚を交換するなんて滅多にないから、気になる人もいる、ってことなのかな?ただ…あの人たちって

中にいる女性の多くに共通する部分があるとすれば…それは美、美に関する事。


…なんでだろう?美容への関心が高いメンバーばっかりな気がするけど?


あれ?どうしてメイドちゃんが補助の陣の上にいるの?

意識が深部から帰ってくるための命綱係の術式の陣の中にいるの?ぇ?心得あるの?


「補助はメイドちゃんがしてくれるから!」

ぁ、ある感じなんだ、メイドちゃん凄いなぁ、何でもできるなぁ。


「恐れながら若輩者ではありますが、姫様のサポート全てが出来るように精進したいと思っておりますので、この度は大変な術式に参加させて頂きまして恐悦至極の気持ちでございます」

ペコリと丁寧にお辞儀をしてくる。


…しっかりしてる子だよねぇ、年齢もそんなにかわらないのに、何処から見つけてきたんだろう?こんなに出来た人見たことが無いよ~、やっぱり実家からの縁者とかかなー?姫様のご実家凄そうだもの。


「では、早速ですが、術式を開始するにあたって、術着を着用されますと、その」

あ、そうだよね、全身の皮膚移植なんて、衣服があるだけで色々と時間のロスに繋がっちゃうものね、長く時間をかければかける程、意識が低迷して迷走して、自我が溶け込むリスクが上がるからね…てっきり部位ごとに複数回分けて行うのかと思ったら、全部一気にやるみたい。


…しばらくはお肌がピリピリしそうだけど、姫様も忙しい人だからしょうがないよね!その後の事なんて気合で頑張る!


ムンっと気合を入れてからメイドちゃんに術着の紐を引っ張ってもらうとはらりと布が落ち、こんな焼けた皮膚を全身見せるのはちょっと抵抗があるけれど、これは医療なのだから、気にしてはダメ。


「・・・・ほぉ」

ん?メイドちゃんがちょっと頬を赤らめてこっちを見てるけど、男の人の体、見慣れてないのかな?ごめんね。こんな汚い体で…


メイドちゃんがじっとこちらを見ているのに少々申し訳ないという不思議な気持ちに困惑していると

「こっちは準備できたよ!メイドちゃんも!団長に呼吸器を装着させてね!麻酔はしなくても大丈夫、この水その物に麻酔効果のある成分を入れてあるから浸かっている間に浸透していくから」

メインを担当する先生から次の指示を出されるので指示に従っていく。

口の中へと呼吸器を装着し、寝てる間も外れないようにしっかりと固定するようにセッティングしてから、液体の中へと体を沈み込ませていく…

水中の中に入ると、体を支えるための小さな台座があり、その上に各部位を乗せるようにし生理学的肢位で顔も水中へと沈み込ませるように横になる。


横になるとゆっくりと、じわじわと体の感覚が鈍くなってくる…

麻酔が効いてきているのもわかる、体の感覚が鈍磨していく…

水の中から見える揺らめく天井の明かりに意識が吸い込まれていく…


目が覚めたら、全部終わってる…

後は姫に全てを信頼して託そう…

ありがとうお姉ちゃん、こんな私の為に時間を割いてくれて…




…夢…うん…これは夢だってわかる…だって…この人はもういない人だから…


僕が、生まれる前に、この街で戦って戦って、戦果をあげにあげて、若い人たちを育成した偉大なる戦士・・・


ほんっとたまに、たま~に帰ってきて僕に色々と教えてくれる・・・


正直言うと筋肉がごつすぎて、抱きしめられると硬くていたかった・・・


おひげも、硬くて痛かったから頬をすりつけないでほしかった・・・



でも



暖かくて心が、満たされるから傍にいてほしかった・・・



戦いになんていかないでほしかった・・・



お父さんがいないときはお母さんも寂しそうにしてるときがおおかった・・・



僕が、大きくなって・・・色々とあって・・・お医者さんになって・・・自分を変えたいってぼんやりと思っていた・・・・



お父さんが・・・死んだって言う報せがきた・・・遺骨だけが、かえってきた・・・


あんなに気丈なお母さんが・・・あんなに感情を露わにして泣き崩れるなんて思わなかった・・・


一カ月たっても・・・二カ月たっても・・・・半年たっても・・・・お母さんの顔は曇ったまま・・・・お母さんの作るお洋服もしばらくは悲しみの色が視えていた・・・・



大切な人の死は、人生を変えてしまうほどのエネルギーがある



お爺ちゃんが、お話してくれた言葉の中にあった・・・言葉・・・ほんとうだった・・・心の力は強い・・・


その想いが…思いが…強く…強ければ強いほど……反動も強くかえってくる……



おじいちゃんがずっと僕が幼い頃から色々と教えてくれた、生きる術を、だから、おかげである程度は戦えるんだ・・・



だからこそ、大切な人を守るために、自分の命も守りなさい・・・おじいちゃんは僕が自己犠牲しやすい性格だって見抜いていたんだと思う・・・



お母さんが、元気を取り戻すのに凄く凄く時間が必要だった、そんなお母さんをこんな気持ちにさせた敵が憎かった・・・


お父さんを殺した奴が憎かった!!!殺してやりたいとおもった!!!許せないと思った!!!


僕の夢なんて捨ててもいいと思った、復讐にいきるのもいいとおもった!!!


だから、僕は女の心を捨ててでもいい、漢して生きて復讐してやると誓った。




でも、この街で過ごすうちに・・・お父さんが残したいっぱいいっぱいが、色んな思いが僕を取りもどしてくれた・・・




お父さんが育てた人達が、僕の心を救ってくれたんだよ、復讐なんてお父さんはきっと望んでいない、お父さんは僕とお母さんのしあわせだけを望んでいた


その為に、脅威となるものをお父さんは守るために戦ってたんだと・・・


みんなが教えてくれたよ、お父さんが大事に育ててきた愛弟子のみなさんから、教えてもらったよ・・・



だからね、長い事、出来なかった恋もね、この街でできたんだ!叶わない恋って、わかってる。わかってるけど、僕は、私になれたんだ…



ありがとうお父さん、僕ね!頑張ってるよ!お父さんがずっとしてきたように私も、私として頑張る。もっと自分の体を大切にして、それから


お父さんに会いに行くね、胸を張ってお父さんに抱きしめてもらえるような結果をお土産にして・・・




だから、まだ抱きしめるのは早いよお父さん・・・ありがとう・・・わざわざきてくれて・・・・まだ、遠くから見守っててね・・・バイバイ、またね・・・



お父さんの子供として娘として、まだまだ、やりきってないから・・・・いまは、お母さんのそばにいてあげて・・・




すーーっと意識が戻っていく?

終わったのだろうか?目を開けると、天井からは眩しい光が目に刺さる…

呼吸器を外して、自然の空気を肺に取り込んでいく

どうしてだろうか?心が晴れやかに感じる。


体を起こして、周りを見渡すと寝かせらていたのは病室ではなく、更衣室だった。

寝ているベッドもストレッチャーの上だった。

重病な患者でもないからってこんな場所で放置するのは良くないなぁっと眉間に力が込められてしまう。


声がするので音がする方向に視線を向けると、姫様たちがキャッキャッっと女子たちと楽しそうに会話しながら着替えをしていた、放置していたのではなく、移動する途中だったのか。

なら、安心っと…想定よりも麻酔が切れるのが早かったのだろうと胸を撫でおろしていると

「あ、起きたの?」

視線に気が付いたのかこっちを見て笑顔でこっちに来るのは良いんだけど、やっぱり、ちょっと注意したほうがいいよね?普通は病室のベッドで寝かすものじゃない?なんで更衣室?


注意しようと口を開こうとしても麻酔の影響なのかうまい事、体が動かせれない?

「皮膚の移植は完璧だよん!ちょっと麻酔の影響で立ちにくいかな?立てる?」

ちょっと皮膚感覚がぼやぁっとしてるけれど、立ち上がれる…

膝を曲げて足首へと意識を向けるとしっかりと感覚がある。

そのまま、ストレッチャーから足をおろして足裏が地面に触れると地面の感覚が伝わってくる。そのまま、膝に力を込めるようにすると力も感じる!


うん、立てる立てる、ちょっと地面に立っている感覚が鈍いけれど立てないこともない

何とか立ち上がるが、麻酔が完全に切れていないのか、立つこと以外の考えが思い浮かばない。

「んーやっぱりちょっとぽや~っとしてるね、口は動く?」

口?あ、そっか顔面も綺麗にしたんだよね

それでかな?さっき、口を開こうとしたときにうまい事動かなかったのは…もう一回、やってみよう。

意識を口元へ向け、ゆっくりと口を開き、喉に意識を向けて声を出そうとする

「ぁ、あー、・・・うん、ちょっと口の端がピリピリする感じがあるけど、だ、大丈夫」

何とか声を出すことが出来た。

感覚としては、大きく口を開けるのはちょっと何かに引っ張られる様な?

ピンっと引っ張られるような感覚があるけれど、特に問題ない、かな


「やっぱりまだまだ、ふらつきもあるよね、よいっしょっと」

立っていてもユラユラと揺れている私を支えるように腰に手をまわして支えてくれる、ありがとう?支えるって事は何処かに行くの?


「まずはさ、綺麗になった体をさ!見てよ見てよ!」

腰に力が込められ移動しようと押されてしまう。

おっとっと、そんな急がなくても信頼してるよー?目に見える範囲でも手とか綺麗になってるし、でも、今は、術着着てるから、腕くらいしか見えないけど


大きな姿見の鏡の前に連れていかれると鏡が私の状態を教えてくれると、つい歓喜の声が溢れ出てくる。


「わぁ!」

顔も、火傷を負う前と遜色かわらず!綺麗になってる!

ちょっと色白すぎるのは仕方がないよね、培養液で作った皮膚はどうしても日焼けしていないから肌白くなるからね。

頭皮はしょうがないよね、綺麗なほどにつるつる、坊主になってる、そのうち生えてくるでしょ!


「ありがとう姫様!すっごく綺麗になってる!」

感激で涙が溢れそう!あんな焼け爛れた皮膚がここまで綺麗に皺なく出来るなんて流石だよー!!


「サプライズはこれからだよベイビー」

そういった瞬間、術着の紐を外し、布がぱさっと床に落ち、全身が鏡に映し出された


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───────────────────

追記:

完結してから、一度、見直して修正するところとか、読みにくい所があれば修正してます。

当時の目標が完結優先で、急ぎ足で書いていたので見直していなかったのです。

完結後に見直し訂正する予定でしたので!

ゆっくりと修正して行こうと思います。




─※ 完結まで読んでから見てね ※─ 

─※ ネタバレ注意 ※─ 


今回、メイドちゃんに命綱の部分を任せていたのは

もしかしたら、メイドちゃんにも適性があるのかどうか、見極めるためでもありました。

姫様としては、難しい術式に適性がある人物を増やしておきたいっという狙いもあります。


─────────────────


僕が、大きくなって・・・色々とあって・・・お医者さんになって・・・自分を変えたいってぼんやりと思っていた・・・・


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実はここのフレーズ、団長の意識が大元の地球の女の子だった時の魂と重なっているタイミングでもあります。

彼女の魂でもある、地球の少女は両親が共に医者であるため、自分も大きくなったら医者になるのだと夢を見ていた影響が団長にも残っているのです。



─────────────────

だから、まだ抱きしめるのは早いよお父さん・・・ありがとう・・・わざわざきてくれて・・・・まだ、遠くから見守っててね・・・バイバイ、またね・・・

─────────────────


団長の魂がストレスによって壊れないように手を差し伸べたのは

本当に団長の父でなのか?はたまた、彼女を妹として導こうとする、彼らなのか…


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