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大好きな妻と歩む道  作者: ゆき


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118日目 グリーフリバウンド 肆


10月26日(月)

今日は朝からあいにくの雨、天気予報では一日中雨模様との事。

やはり気分も滅入る。

昨日はそれほどでもなかったが、今日は朝から落ち込んでいる。


今日は繕いの日と決めていたので縫い物をする。

敷布団のシーツとタオルケットの修繕。

本来なら買えば良いのだが、まず何処に売っていてどう買えばいいのか分からない。

いや、正確に言うとネットショップで購入すれば良いと思うのだが、昨今のphp問題でクレカ情報を登録するのを躊躇っているが正解かもしれない。

妻なら毎年の様に買い替えて済んでいた話だが、どのショップで何を選べばいいのかさっぱり分からない。

そうこうしているうちにシーツが穴だらけになってきた。

仕方なく繕う事にする。


妻御用達の縫い物セットを持ってきて、一人暮らしで培った知識で縫い物をする。

まぁ穴を塞ぐだけなんで難なく出来た。

でも生地その物がすり減って下地が見えているので限界は近いんだよな

早くphp問題が収束する事を祈るしかない。

妻のシーツも同じ様な物だし、一緒に買い揃えてあげるつもりだ。


タオルケットもそんな調子で直した。

破れているカーテンもどうにかしたい。

多分既に妻が生地だけは買っている気がする。

一緒に買いに行ったから分かるのだ。

だが、何処に隠れているか分からない。

服飾デザイン出の妻は生地があれば何でも作っていたが、私には真似は出来ない。

見つけてもどうする事も出来ないだろう。

買うのも勿体ないが、いつまでも破れたカーテンを人様に見せびらかすのも気が引ける。

これもphp問題が解決したら購入するしかないのかな


外の光のさす明るい部屋、布団の上での作業が終わり、隣にある妻の布団を眺めている。

ふかふかお布団だけに妻が寝ている様な膨らみを感じる。

昼寝をしている彼女をお昼と称してよく布団に入り込んではガバっと抱き抱えたっけ…

逆に絡んで来るまでが一連の流れだった。

あぁ懐かしいな

あの頃に戻りたいなぁ

堪らず布団を摩りだす。

そして言ってはいけないワードを放つ。


ムッチぃ〜


ブワッと涙が溢れてくる。

摩って摩って摩りまくる。


ムッチ、会いたい…


もうこうなると妻に甘えたくて仕方なくなる。

恋しさと寂しさが胸を締め上げる。

今日は特に酷い気がする。

嗚咽するほど胸が苦しくなった。

自分の布団上で暫く伏せっていた。

テッシュは山の様に布団に積まれ、やっとの事で収まりをみせる。


あぁグリーフリバウンドか…

昨日ではなく今日来たのか?

一昨日の友との楽しい時間の反動と感じた。


これは死別を経験した伴侶や家族が正常な生活に戻る為の感情修復のプロセスらしいが、やはりとても辛い事には変わりがない。

悲しみ、恋しさが大きいほど、もらった愛の深さも大きかったのだと知る。

私は愛され、愛していたんだと信じたい。


やはり早く死にたい。

そこは譲れない。

でも、自殺はダメだ。

妻がいる天界にいけない様な気がするから、妻が悲しむ事はしたくない。

だから仕方なく生きよう。

今はこれでいい

今は立ち上がるだけでいい

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