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大好きな妻と歩む道  作者: ゆき


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103日目 スクーターと戸籍謄本


10月12日(月)

午前8時半

スクーターの整備が終わり今日取りに行く。

これでアルバイトの通勤に使える足が手に入る。

来月の白内障の手術を終えればやっとスタートラインに立てる感じだ。

歩いて駅まで向かう。

ウチの地域は駅が近くに2つあり、今回は殆ど使ったことの無い鉄道を使う。


午前9時半

約束は10時、早めに来たので一服する。


午前10時

店長の出迎えで店内に入り、早速残りのバイク代を支払った。

事務手続きとスクーターの説明を終え、スクーターを手に入れた。


メットを被り、グローブをしてスクーターに跨ってみる。

足着きもまぁ問題無しで軽さも申し分ない。

バイク歴は長いがスクーターは40年ぶりに運転する。

少し緊張するがスロットルを回してみる。

うん、軽やかに進行している。

このまま国道に入ろう。

右折するのにウィンカーを触ったつもりが、クラクションを鳴らしてしまった。

うーん、クラクションのボタン…デカくね?

後は慣れるしかない。


あぁ妻を後ろに乗せたい。

この足着きとこの車重の軽さなら今の私の脚でも耐えられそうだ。

前のバイクは慣れる目的で妻を乗せて河原や買い物に出掛けたものだ。

あの頃はほんと楽しかった…

今の時季は風も気持ち良く心地いい、きっと妻も後ろに乗っていて私の胴に手を回し同乗しているかもしれない。


〇〇ち、安全運転だよぉ


うん、分かっている任せてよ

そんな想像をしながら国道を走る。

先ずは地元に戻りガソリンを満タンにしよう。

然しこのスクーターは乗り易い。

まだ慣れていないから何とも言えないが、今のところ問題は無さそうだ。


午前11時

ガソリン満タンにし、家に戻る。

リッター40kmは走りそうだし、色んな場面で使える相棒になる予感!

幸先はいい、妻の仏前で報告を入れる。

うむ、なんだろ…

気のせいか怒られている気がする。

妻が怒っている想像をする。


また前のバイクみたいに腐らせないでよぉ

〇〇ち(私の字名)は初めは面倒見いいけど直ぐに飽きる人なんだからちゃんと最後まで面倒みるんだよぉ


妻ならそんな風に言いそうなんだよな

了解しました!

今回はきちんと面倒見ます。


午後2時頃

兄夫婦の所へ書類を取りに行く。

早速、スクーターの出番だ!

調子が掴めたのか乗っていて楽しさも湧く。

書類の内容だが、例の融通が利かない〇〇銀行用の戸籍謄本と印鑑証明だ。

今回は養母の戸籍謄本まで要求してきており、市役所の窓口で兄とは名が違う事から相当時間を取られたらしい。

ほんと申し訳ない。


午後2時半

30分も前に来てしまった。

仕方なくスクーターをいじったり、兄夫婦宅をくまなく見まわしていた。

近所から不審者にみられたかな?

2時45分頃に姉さん帰宅。

長い雑談後、書類をもらう。

私の生活スタイルを見抜いてか、差し入れをもらった。

惣菜関係を3品も頂いた。

とてもありがたい。

また、気を遣わせてしまい申し訳なく思う。


バイクを停められるスーパーに寄る。

まだ早いと思うが来週の土曜日に妻と出会った会社の後輩2人が妻に線香をあげに来てくれるそうだ。

1人は以前来てくれた親友ともう1人は当時良くしてくれた女性の後輩だ。

妻との面識はそれほどないが私の精神状態を気にしてか今回の訪問となる。

ビールとかノンアルなら日持ちするので今のうちに買っておこう。


午後3時半頃

家に到着。

スクーターに鍵をかけ、バイクロックも装着。

ついでに重い鎖も繋ぐ。

買って早々盗まれたく無いので厳重だ。

ペラペラの安物雨避けシートを掛ければ完成!

スクーター界隈で一番の安物なので誰も気にしないと思うが、私にとっては大金なので大事に乗りたい。


妻の今だけコールが聞こえそうだが今は気にしない。

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