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大好きな妻と歩む道  作者: ゆき


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88日目 カレーと味噌汁と晩酌


9月27日(日)

午前2時頃

夢を見ていた。

何となく懐かしくもあり事務的要素もある様な奇妙な夢を見た気がするが記憶する前に足攣りで目覚める。

動画配信で覚えた対処法で攣りは直ぐに直ったが夢は思い出せない。

妻だったら良かったのにと思いながら1階に降りて用を足し念入りにストレッチをする。

何だろ異常に寒いのだが、気温計を見ると20℃だった。

例年なら残暑の気温なのに今年は異常だ。

寝床に戻るも寒くて目が冴えてしまい眠れない。

仕方なく長袖に着替えて1階でうだうだする。


午前8時頃

キッチンドアの水漏れ修理をする。

先日ホームセンターで買ったパテ、アルミテープ、すきまテープを用意し、ドア周辺を掃除機で綺麗にする。

以前も話したが、この9月は雨降りばかりでキッチンドアの床の隙間から雨が侵入し床が水浸しになった。

前から修理するつもりだったが、妻の一件以降やる気も出ず今に至る。

正直、専門家では無いので何処から雨が侵入しているかも分からず怪しい所を全てパテ埋めした。

古い隙間テープを剥がし新しい物に差し替え、アルミテープをドアの敷居にベッタリと貼ってみた。


ん〜何だろ仕上がりが汚いな


ん!?

ドアの下を触る。

はあぁぁぁっ!

ドアの下が腐っている?

正確にはドアの中がブニョブニョになっている。

えっ、床の雨漏りにドア関係なくね?

取り敢えず今日はここまでだ。

修理するにも原因から調べないとだし…

一応金具が落ちてこない処理だけ済ませ後は後日の私に任せる事にした。

明日からまた長雨だよ

今年の夏は雨ばかりだな


午後4時

夕飯をつくる。

カレーと味噌汁を作ろう。

ジャガイモを処理しないといけない。

ジャガイモは妻の実家で収穫したもので月日が経ち過ぎ芽が出てきたので無理してでも全部使おうと思う。


料理は妻仕込みで最近はよく私が作る事が多かった。

妻が義父母の世話に追われ少しでも妻の仕事を減らす為と思ってやっていた。

妻に聞いた事がある。

私「私が料理作っているけど役に立っている?」

妻「うん、大助かりだよ」

私「そっか、良かった」

妻「ありがとう」

妻に「ありがとう」と言ってもらい凄く嬉しかった事を思い出す。

と言うのも以前の妻は私が台所に立つと邪魔だったみたいで「あっちに行っててよぉ〜後は私がやるからさぁ」と言う具合に直ぐ追い出されていた。

当時の私は目分量料理ばかり作っていた。

優しい妻は何も言わなかったが、酷い味付けで不評だったと思う。

でも今は動画配信と言う強い味方と調理法と味付けに関しては妻にとことん仕込まれている。

また、妻のメモ帳には妻ご自慢の手料理が載せられており時間があったら挑戦してみるつもりだ。


もっと一杯、私の手料理を妻に食べさせたかったな…


午後5時

ウチ特性カレーと具沢山味噌汁(ジャガイモ入り)が出来た。

今日はこれに福神漬けとチューハイも並ぶ。

早速、妻の仏前にセットし「お上がりよ」と妻に手のひらを見せる。

ちょっと盛り過ぎたかな


仏前に「ムッチぃいただきます」をして夕飯をテーブルに並べ直す。

約3ヶ月ぶりになる一人晩酌をする。

一人で飲む酒は久しぶりだ。

ぐびぐび飲んでみる。

毎日飲んでいたあの頃に比べると何とも味気なく感じる。

あぁそっか…妻が居ないからか

妻が生きていた頃はどんなに離れていても一人で飲食する物はそれなりに美味しく感じた物だ。

でも妻がいない今は何を食べても何を飲んでも美味く感じない。

いや美味しいのかもしれないが嬉しく無いのだ。

カレーも味噌汁も美味いかもしれない。

でも嬉しさがあっての旨さがある。

この頃やっと食欲も出てきたがどうも手放しで喜ぶ事が出来ない。


心とは何とも難しいものだ。


言霊博士の妻に言わせると

心とはコロコロ変わるからココロと言うそうだ。

確かにそうかもしれない。

(むつみメモより抜粋)


私の心はいつコロコロしてくれるのだろう…

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