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言霊ホラー(統合失調症)  作者: 穏世青藍


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5/6

シガー登場


 そうして、ある時だ。

 私は引き籠もりから、何とか抜け出せる状態まで精神が回復したので、就職した。

 でも、私には、難しかったみたいだった。

 過剰なストレスで、統合失調症を発症した。

 一週間は自宅で戦った。

 無理だと分かって、病院へ行き、そのまま入院となった。

 ずっと頭の中を見られていた。

 ずっと頭の中を覗かれていた。

 ずっと、ずっと、私の頭の中から離れてくれなかった。

 簡単に言うと、執拗だった。

 怖かった。

 即に怒るから、恐怖で震えた。

 でも、恐怖心を見せてしまうと、ご機嫌を損ねてしまって更に怒らせてしまうかと思い、心を悟られない様に頑張った。

 でも、即に、気付かれてしまった。

 なので、今度は、私は、頭の中に現れる幻影に、徹底的に自己開示し、自己開示し、自己開示し、戦った。

 私は、その幻影と接した時の感覚に、覚えがあった。

 その幻影は、昔、私をいじめた人達かもしれなかった。

 何となく、そう思った。

 私はその幻影に名前を付け、シガーと呼んだ。

 どうすればいいのか分からなかったから、出来る事をするしかなかった。

 正攻法で行こうと思った。

 私の結構な考え方が、頭角を現した。

 私の心の底から、それまで我慢して押し殺していた私の感情が、とてつもなく溢れてきた。

 それをサポートしてくれたのが、結構な考え方だった。

 ある意味、ど根性を持った生意気な心だっだ。

 すると、私の心の底が安定し、強い私へと根を張った。

 でも、かなり、考え方が対立した。

 始めは、恐怖で従ってばかりだった。

 しばらくすると、少しずつ、会話が出来る様になった。

 無理難題を言ってきた。

 何故か、私の人生で起こった出来事を知っていた。

 余り、その詳細は合ってはいなかったけれども。

 特に、何故、それが起こったのかとか、どういう心情だったのかとか、全く、違っていた。

 私を、悪者扱いして、それらが事実だろうと、押し付けてきた。

 何度も何度も、同じ質問を繰り返された。

 その度に、私は、丁寧に、正直に答えた。

 それに、作家さん顔負けの空想を、真実にしようと画策していた様で、とても怖かった。

 この幻影は、シガーは、どういう組織なんだろう、そう思った。 

 私は、何処かの組織に目を付けられて、私を苦しめた人達の考え方で、私を殺そうとしていると、思った。 

 私には、心の底に、神様の考え方があった。

 隣人を愛せよ。

 病める時も 健やかなる時も…。

 私は聖書に触れた事はない筈なのだけれども、この考え方が、心の底にいつもあった。

 私は、この考え方が、いいと思っていた。

 だから、子供の頃から、この考え方を受け入れていた。

 そして、いい考え方は、私を救ってくれる神様からの教えなので、大切に心に留めていた。

 ちなみに、私の神様は、日本の神様です。

 色々な世界で力のある神様がいらっしゃる、この日本の神様を崇めています。

 日本の神様は色々な神様を崇めても、特に問題視されない様ですので、私はこの柔軟な考え方を持った神様と、この柔軟な考え方のある日本にいれて、良かったと心底思っています。

 とっても素敵だなぁ・・・。



 ここまでお読みいただき、有難うございました。

 もし、よろしければ、次回作もお読みいただけると嬉しいです。

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