シガー登場
そうして、ある時だ。
私は引き籠もりから、何とか抜け出せる状態まで精神が回復したので、就職した。
でも、私には、難しかったみたいだった。
過剰なストレスで、統合失調症を発症した。
一週間は自宅で戦った。
無理だと分かって、病院へ行き、そのまま入院となった。
ずっと頭の中を見られていた。
ずっと頭の中を覗かれていた。
ずっと、ずっと、私の頭の中から離れてくれなかった。
簡単に言うと、執拗だった。
怖かった。
即に怒るから、恐怖で震えた。
でも、恐怖心を見せてしまうと、ご機嫌を損ねてしまって更に怒らせてしまうかと思い、心を悟られない様に頑張った。
でも、即に、気付かれてしまった。
なので、今度は、私は、頭の中に現れる幻影に、徹底的に自己開示し、自己開示し、自己開示し、戦った。
私は、その幻影と接した時の感覚に、覚えがあった。
その幻影は、昔、私をいじめた人達かもしれなかった。
何となく、そう思った。
私はその幻影に名前を付け、シガーと呼んだ。
どうすればいいのか分からなかったから、出来る事をするしかなかった。
正攻法で行こうと思った。
私の結構な考え方が、頭角を現した。
私の心の底から、それまで我慢して押し殺していた私の感情が、とてつもなく溢れてきた。
それをサポートしてくれたのが、結構な考え方だった。
ある意味、ど根性を持った生意気な心だっだ。
すると、私の心の底が安定し、強い私へと根を張った。
でも、かなり、考え方が対立した。
始めは、恐怖で従ってばかりだった。
しばらくすると、少しずつ、会話が出来る様になった。
無理難題を言ってきた。
何故か、私の人生で起こった出来事を知っていた。
余り、その詳細は合ってはいなかったけれども。
特に、何故、それが起こったのかとか、どういう心情だったのかとか、全く、違っていた。
私を、悪者扱いして、それらが事実だろうと、押し付けてきた。
何度も何度も、同じ質問を繰り返された。
その度に、私は、丁寧に、正直に答えた。
それに、作家さん顔負けの空想を、真実にしようと画策していた様で、とても怖かった。
この幻影は、シガーは、どういう組織なんだろう、そう思った。
私は、何処かの組織に目を付けられて、私を苦しめた人達の考え方で、私を殺そうとしていると、思った。
私には、心の底に、神様の考え方があった。
隣人を愛せよ。
病める時も 健やかなる時も…。
私は聖書に触れた事はない筈なのだけれども、この考え方が、心の底にいつもあった。
私は、この考え方が、いいと思っていた。
だから、子供の頃から、この考え方を受け入れていた。
そして、いい考え方は、私を救ってくれる神様からの教えなので、大切に心に留めていた。
ちなみに、私の神様は、日本の神様です。
色々な世界で力のある神様がいらっしゃる、この日本の神様を崇めています。
日本の神様は色々な神様を崇めても、特に問題視されない様ですので、私はこの柔軟な考え方を持った神様と、この柔軟な考え方のある日本にいれて、良かったと心底思っています。
とっても素敵だなぁ・・・。
ここまでお読みいただき、有難うございました。
もし、よろしければ、次回作もお読みいただけると嬉しいです。




