我妻アリサと帰り道⑤
まだ帰しません。
愛華のお許しが出て、我妻さんの家で食事をする事になった。
そもそもが、何でこうなった?
我妻さんと帰る約束を強引にされて、絵の話になって我妻さんの家に行く事になって(誘導されて)、
そして、愛華のお許しを得て、今に至る、、、
な、何故だ、、、
目の前には満面な笑みの我妻母、隣には満面な笑みの我妻さん、、、
俺は帰れるのか?
「光君、お味はいかがかしら?」
下の名前呼びだと?
「は、はい、とても美味しいです。」
「そう、それは良かったわ❤️」
ん?、俺、下の名前言ったか?
「お母さん‼️」
「何かしら、アリサ?」
「光君呼びしないでよ〜?」
「え〜、良いじゃない、ね〜、光君?❤️」
「は、はぁ、、、」
「じゃあ、アリサも呼んだら?」
「わ、私も⁉️」
「そうよ、アリサも呼べば良いのよ〜❤️」
我妻さんが顔を真っ赤にしてこちらを見つめる。
「じ、じゃあ、、、ひ、光君❤️」
「は、はい?」
「ひゃ〜〜」
我妻さんがまた面白い声を発した。
「ふふ、良かったわね〜、アリサ?」
「う、うん‼️」
凄い笑顔だな、、、下の名前を呼ぶのって、そんなに嬉しいんだな。
食事も終わり、ソファーに座って愛華と母を待つ。
「ひ、光君、、、?」
「ん、何?」
「き、今日は、い、一緒に帰ってくれて、い、家にまで来てくれて、あ、ありがとう。」
「全然だよ、俺も楽しかったし、こっちこそありがとう、アリサさん。」
「はうわぁあーーーーー」
我妻さんがまたまた顔を真っ赤にして面白い声を発した。
「ふふ、アリサさんは可愛いね。」
「ぐふっ⁉️」
「だ、大丈夫?」
「は、はい、、、わ、私、、、う、生まれてきてからの中で、、い、今が一番幸せです❤️」
いやいやいや、我妻さん、それは言い過ぎだよ。
「ま、また、、わ、私と、一緒に、か、帰ってくれますか?」
「全然良いよ、また一緒に帰ろう。」
「ぐはっ⁉️」
「いや、本当に大丈夫なの?」
「う、うん、だ、大丈夫だよ‼️」
我妻さんは顔を真っ赤にして満面の笑みで親指を立てていた。
笑ってしまうくらい我妻さんの1つ1つの行動が可愛らしくて、俺も笑ってしまいそうになる。
「ピンポーン‼️」
「は〜い。」
愛華と母が来たみたいだな。
さて、玄関に行くか。
「バタバタ‼️」
「お兄〜ちゃーーーーん‼️」
「ぐはっ⁉️」
愛華が思いっきり抱きついてきた。
「あ、愛華、さすがに痛いよ。」
「ふふ、ごめんなさい❤️」
この悪魔的な笑顔には弱い。
「アリサさん、お兄ちゃんがお世話になりました。」
「い、いえいえ、こ、こちらこそです、、」
「そ、それに、、ご、ご飯、つ、作っていたのに、ご、ごめんなさい、、、」
「いえいえ、気にしないでください、帰ったら、食べてもらうんで。」
⁉️な、何だと⁉️
俺のお腹はいっぱいだ。
「あ、愛華、折角だけど、明日の朝、食べようかな?」
「えっ?無理だよ、帰ったら食べるんだから。」
「い、いや、さっき、ご飯食べたばかり、、」
愛華の表情が闇(病み)に満ちる。
「か、帰ったら食べようかな、、、」
「うん、愛華の愛を込めて作ったからたくさん食べてね、お兄ちゃん❤️」
「は、はい。」
日路の妹もこんな感じだけど、妹ってそうなんだな、、、




