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育成期間0年8ヵ月4週間

・・・問題発生だ。


どうも光明に目が眩み、影の中を見落としていたらしい。


主だった問題は2つ。

攻撃の単調さと隙だ。


能力アビリティの同時発動による体当たりは、

威力確保のためにどうしても助走距離を必要とする。

その距離をコッコは常に最短で突き進むのだが、

言い換えればそれは、何の捻りもない直線的な動きでしかないとも言える。

そう、シンプル故に見切られてしまえばそれまでなのだ。


それに加え、悪性能力バッドアビリティ「硬直」の効果が

攻撃後も残り続けているのが実戦だと地味に痛い。


「硬直」は発動すると数秒後に全身が強張り、行動不能に陥る悪性能力。

俺は、この悪性能力が発動された際に生じる一時的な硬化状態を利用して

コッコの体当たりを強化しているが、

この「硬直」発動時の持続時間が意外と長かったりする。


「硬直」は着地するまでが効果の継続時間。

つまり、攻撃後コッコが着地するまでの間が隙だ。


高々数秒の間と侮ることなかれ。

攻撃によって相手を怯ませられなければ、

手痛い反撃を頂くには充分な時間になる。


・・・・と、ここまで問題の原因を挙げてはみた。


仮想敵ドローンを相手にある程度のトライ&エラーは済ませたつもりだったが、

考えてみれば仮想敵は所詮、与えられた範疇でしか動かない作り物。


そもそも、生き物とは勝手が違う。

能力の検証を行うには不適切だったかもしれないな。



・・・さて、どうしようか。



攻撃の隙については、今のところどうしようもない。

鍛えればいい、工夫すればいいの話でもないしな。


とすれば、攻撃の単調さをどうにかするしかないわけだが・・・・。

取り敢えず、学校へ戻って調べてみるかな。



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