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弱味から始まる2人  作者: 新規四季


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もっと、もっと。そう思う。

けれど、私は不意に止める。


鈴城さんは何か言いたげに私を見下ろす。

言葉が見つからないのだろうことは明白だ。


「帰るね」


感想はどうだったかを聞いてみたくはあるけれど、自問してくれた方が印象には残るだろうから。

後ろ髪を引かれる思いはあれど、振り返らずにそのまま部屋を出る。


一歩、二歩と歩いても追いかける素振りは無い。

見送る気もないみたいだ。


今はそれで良かった。

大きくなり過ぎないようにため息を吐く。


玄関までが酷く遠く感じた。

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