85/124
85
鈴城さんがどんな顔をしているのか見てみたいけど、私はあえて気にしない素振りをする。
指先を一つ一つ濡らしていく。
足の甲へ舌を伸ばす。
体が熱い。溶けてしまいそう。
鈴城さんの肌はスベスベでずっと触れていたい。
包む様に、抱きしめるように両手でその熱を感じる。
舌を更に上へ。
脛を一直線で舐めて膝へ。
ビクンと一瞬跳ねたのは私か、鈴城さんか。
それすら分からないほどに溶けあえていると思う。
鈴城さんは嫌がるだろうけど、嫌がる素振りは今の所ない。
だから、続ける。理性が効けば良いけど。
言わないけれど、捲し上げたスカートから下着が覗け、心臓の音だけが耳の中に響いている。
この先も触れたいと思うけど、それは一線を超える。
今はこの足を傍受する。




