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弱味から始まる2人  作者: 新規四季


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日が跨いで今日は岐阜さんが私にご褒美って名目の命令をする日だ。

形式は変わったけど命令されるのは2回目で、嫌な予感しかしない。


大体岐阜さんは私の事をどう見てるんだろう。

板書するだけの授業中に、それだけが頭の中に渦巻いていた。


教室での岐阜さんは至って真面目。

私が見てることも知らなそうだ。


なんで私は岐阜さんをそうまで気にしないといけないんだ。

馬鹿馬鹿しい。


今日はずっとこんな調子だった。

昼休みにスマホでメッセージが来ていた。


『忘れないでね』


既読をつけるだけ、返信はしない。

けれど、私がスマホを確認して、不機嫌な顔をしたのを岐阜さんは見ていた。


じっと。


その視線に気がついて目を向けると柔らかな微笑みを一瞬だけ見せてきて、直ぐに読書してしまった。


振り回されてるなと思う。

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