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2章 147
「人の顔ジロジロ見ないで」
「あ、ごめん」
永遠に私の顔を真顔で見られると落ち着かない。
起き上がりほんの軽く岐阜さんを叩く。
岐阜さんは今日はおかしい。彼女がおかしいから私もおかしい。
なんでも許してしまってる気がする。それは良くない。
だけど、拒否する理由も見当たらなくて困る。
私に選択の猶予を与えてくるから考えなきゃ行けなくなる。
どうせなら突っ切って自分勝手振り回すくらいの方がまだ楽だと思う。
「外に食べに行く?」
「暑いし、関係なく行かないよ」
「断る理由は暑さだけが良かった」
夜ご飯には早いし、制服で街に出歩いて先生やら、クラスの知り合いに出会った時困る。
何かを言わなくちゃ行けなくなるのはとても面倒くさい。
「他の人に見られたらどうするの」
「どうするのって」
「なんて言うの。友達ではないでしょ」
「……そう、だね」
言葉に詰まったように、それでも頷く岐阜さん。
彼女が私たちの関係性を友達とでも思ってるんだろうか。
明らかにそうでは無いのに。そうしなかったのは他でもない岐阜さんなのに。
関係性を変えようともしないくせに。




