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あと少しで読み終わる。
ここで読み切るのを何となく躊躇った私は、一向に命令してこない鈴城さんの前に立つ。
「なに」
少しビクッと身体を跳ねさせた後に睨んでくる。
「命令、しないの?」
「……考えてんの」
そっぽ向きながら私を視線から外した。
本当に考えていたのか、考えていなかったのか。
どちらでもいい。
「分かってる?次、私のご褒美の日だよ」
「命令の間違いでしょ」
鈴城さんは怖い顔のままそ言った。
でも、私の言葉の本当の意味は理解してないみたいだから、説明してあげる。
「前もって言っておこうか」
「いい。聞きたくない」
「聞きなって」
「いい!」
押し問答になって、強く拒絶してくる。
これではどうしようもない。
ため息をついてベットの上に腰掛ける。
鈴城さんは益々険しい顔つきになった。
私の行動1つでここまで激情を見せてくれることに愉悦を覚え始めていた。
これは良くない感情だ。




