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2章 144
「本当に凄いと思う、頑張ったね」
「う、うるさい」
でも、そんなじゃれあいも愛おしいと思うから言葉を重ねると案の定うるさいと言われる。それが楽しい。
調子に乗って頭を撫でたら酷く驚いた顔で私を見る。
体を仰け反って今起きたことを不思議そうにしている。
どうしたらいいか分からない、そんなふうに見えて、胸が締め付けられる様な感じがした。
鈴城さんと居るとそんな事ばかりだ。
「素直に受け止めなよ」
「……ありがとう」
ここまで来たら調子に乗りきった方がいいと思って、手を伸ばす。
鈴城さんは私の手を受け入れるように体を小さくしながらも動かない。
中々懐かない猫を撫でれた様な達成感。
撫でる時、頭から少し離して、優しく置いて。その置く時に目を瞑る仕草が可愛いと思う。何度でも、どれだけでも撫でられるなあと思う。




