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2章 139
岐阜さんは答案用紙なんか見てなかった。投げつけられたそれらは岐阜さんの周りに散らかって、その中でただ私だけを見つめてる。
「好きにすれば」
私はどちらとも言わない。
岐阜さんが望むから、仕方ないから。それならば問題は無い。
「鈴城さん……」
両手ですがるように私の肩に触れる。
その手は優しく私の体を撫でる。
肩、腕。
そして背中に回されて、体が密着する。
否が応でも岐阜さんの女性らしさを体で感じる。
抱きつかれる重み、柔らかさ、匂い。
全身を包まれればクラクラしそうになる。
「やるなら早くしなよ」
「もっと触れていたい……」
「わがまま……」




