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2章 134
「驚いた顔してらー」
小鳥がそう言って私の返された答案用紙を覗く。
小鳥も驚いた様に私の顔と答案用紙を見比べる。
固まった私達に珍しく色彩が寄ってきて答案用紙を小鳥と同じ様に覗く。
「ほう、やるじゃない」
全教科で70から80というやる気のない私からすると快挙みたいな点数で、チラリと見た小鳥の点数よりも上だった。
「鈴は私と同じくらいだと思ったのに!」
「凄い勉強したのね?」
色彩の言葉になんと返したらいいか。
確かに勉強は頑張ったことになるけど、それは決して自ら進んでの事ではなかった。
岐阜さんが居なければこんなにも勉強はしてないし、岐阜さんと関わらなくなったら、岐阜さんが提案をしなくなったら点数は元に戻るだろう。
「気まぐれでね」
嘘を言う。
岐阜さんと関わってから私は嘘つきになった。




