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2章 128
その日から会う日は命令もご褒美も無く、2人っきりの勉強会に変わった。
不明瞭な関係だから、崩れるのも簡単で、恐らく修復も簡単だ。
そんなんだから私が手を握らないと直ぐにどこかへ行ってしまう。そんな気がしてならない。
ただ、鈴城さんも素直にうんと頷いは訳じゃなかった。
「……良いけど、条件もある」
「いいよ、なんでも言って」
ムスッと嫌そうな顔は健在で、それでも勉強を私と一緒にしてくれる。私と一緒に何かをしてくれるなら何だっていい。
だから、その時間の為なら何でもするつもりだ。
いつもと変わらない。家事もご飯も何でもしてあげたい。
私はそうやって徐々に鈴城さんの一日を侵食していく。
いつかそれが当たり前に感じるくらいには。
「長くても2時間だけ」
「分かった。無理にこんを詰めても良くないもんね」
どんなことを言われるかと少しだけ身構えたけど、大したことじゃなくてよかった。効率的にやれば2時間でも鈴城さんの求めるレベルなら余裕だろうし、超えれるだろう。
「それと、勉強するだけならいつ来てもいい」




