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2章 109
電車に揺られて目的地に着くけど、やっぱりというかなんというか。
色彩への視線が多い気がする。
本人もそれは感じる様で居心地悪そうだ。
「サイン会何時からだっけ」
「ん、15時から。あの建物の本屋さん。悪いけど1時間前には居たい」
「なら、早めにお昼行こうか。予定もそれだけだしもっと早めに着いてても問題ないしね」
色彩と出かけることは少ないし、あんまり楽しそうにしてるところも見たことないけど、今日の彼女はワクワクを隠しきれてない。
なら、ベストを尽くすべきだ。
気にするべきは色彩の都合で、私の事はどうでもいい。
「……私は凛のそういう所は尊敬するよ」
「はぁ。大袈裟」




