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2章 108
「すまない、待たせか」
どうでもいいし、そうだったとしても無視すればいい事を思い詰めたように考えていた私の元に、少しも悪びれることの無い声が届く。
色彩はなんと白のワンピースに麦わら帽子という何ともまあ儚い姿で登場した。長い髪を麦わら帽子からなびかせながらも、いつも通りのクールな表情はアンニュイな感じを出し、なんか令嬢がお忍びで遊んでいるような感じだ。
つまり、
「意外なスタイルだ」
「やっぱ変だろう?」
「んな事ない!凄く似合ってる。ええ?なに?なんか、良い」
色彩が勝手にへこんだ様に苦笑いするから、慌てて思ったことの3パーセント位の言葉を素早く伝える。
何も伝わってないけど、必死さだけで、意図を汲んでくれるあたりは頭の良さが伺えますな。
「兄貴が勝手に用意したんだ……。ビックリすることにサイズもピッタリでさすがに引いたがね……」
色彩のお兄さん、ナイスですよー!




