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弱味から始まる2人  作者: 新規四季
退屈から始まる2人

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436/505

2章 92

どんどん岐阜さんに絡め取られている様に感じてしまう。

どうでもいいはずのに。何も言えない。こんなことばかりだ。


岐阜さんは躊躇無くシャツのボタンを外し始めたから3つ目が外される前に、ボタンに手をかけてる手を掴む。


「なに」

「やめて」

「脱げって言ったのは鈴城さん」


胸元が見えて、それは見てはいけないものに思えて目を逸らす。

寒いはずなのに、そう感じない。


「……風呂場に行ってて」

「なら一緒に入ろうか?」


廊下が濡れることもどうでもいい。

馬鹿なことを言う岐阜さんをひっぱって家にあげて、そのまま風呂場に連れて行く。


「入らないから」

「いいじゃん」


岐阜さんはいつもどおりの何考えてる分かんないけど、どこか楽しそうな岐阜さんに戻ってて。

そうなってて安心した。


まだ何か言ってる岐阜さんを無視して風呂場の扉を閉めた。


「でもキスはしてよ」


扉越しに聞こえた言葉に私は返事はしなかった。



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