↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
弱味から始まる2人  作者: 新規四季
退屈から始まる2人

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
435/504

2章 91

「服脱いで」


もっとよく見たいとか、そんなんじゃない。

暗い玄関に濡れた2人。今もスカートからポタポタと水滴が落ちる。


「……どうして」


私は驚いた。自分の部屋に行くまで、1人にするまではずっと楽しそうにしてたのに、急に真剣な顔を作って、目を逸らしてくれない。


いつもは二つ返事のくせに。私の言うことはなんでも聞くくせに。

どうして、その問の答えはまだ無い。


「風邪ひくでしょ」


体が冷えてブルリと震えた。

だから、理由をひとつ思いついた。


「それだけ?」

「じゃあ、風邪ひけばいい」


それなのに、岐阜さんはそんなことを言う。意地悪を言う。

後味は悪いけど、親切心があったのは本当で、それを蔑ろにされたみたいで嫌だ。だから、もうどうなってもいいと思う。



「鈴城さん、あの時のいつか言うは今日?」

「……っ。誤魔化さないで」

「服は脱いでもいい。裸にだってなってあげる。だから、キスをして」


試す様な言い方。試す様な目。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。