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弱味から始まる2人  作者: 新規四季
退屈から始まる2人

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2章 85

鈴城さんは傘をさして歩き出す。待ってくれることも無くズンズン先へ行く。慌ててその後を追う。


「え、ちょっと。待ってよ!」


ぴちゃぴちゃと水溜まりを跳ねて翔る。

私の声はすぐにかき消されてる。それでも鈴城さんは一瞬だけ振り向いてまた直ぐに歩き出す。


雨の嫌いなところ。

傘を刺さないといけないこと。


偶然鈴城さんと帰れるとなっても強制的に距離が生まれる。

声が聞こえずらい。傘より先、雨が降るところは声が掻き消える。




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