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2章 74
気を失うかと思った。私が居ることに脳の処理が追いついていないみたいに、人としての動きじゃない動きをした。
「良い秘密基地だね」
鈴城さんは深く深呼吸をして現実と向き合ってくれる。
不機嫌さではなくて、不思議そうな顔をして1歩も動かない。
多分、
「どうしてって?」
コクコクと首を振る。幼い仕草に普段とのギャップを感じておもろいけど、楽しんでる時間はそんなに多くない。
「とりあえずこっち来たら?」
素直に私の目の前に来た鈴城さんは目を見開いて私を凝視してくる。
そんなに見つめられたら照れるからやめて欲しいけど、普段こんなに情熱的?に見つめられることは無いからもっと見てほしい。
埒が明かないから私は座る。
「どうして?」




