411/427
2章 67
「もうすぐ夏だね」
「それがどうしたの」
真底興味無さそうに返す鈴城さんに苦笑いだ。
私はともかくとして、夏になったらやりたい事が出てきて楽しみにしていると思ったから意外だった。
「中間が終わったら次は期末テストだ」
「……勉強しか頭に無いの?」
鈴城さんはゲンナリとしてる。
高校に入っての初めてのテストは相当に疲れたのだろう。
それともあまり成績が良くなかった可能性もある。
勉強の話は怒らせるだけかもしれない。
しかし、私イコールとして勉強と紐付けされるのはなんか嫌だった。
そりゃ、得意なものも、友達も多くは無いけれど。
「そんな訳では無い。鈴城さんとならなんだってするよ」
「何もしない」
「そっか」
鈴城さんが挑めばなんでも付き合うけれど、鈴城さんは欲求があまりないように見える。何もしなくていいのなら何もしない様な。




