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2章 66
鈴城さんの部屋に来て、鈴城さんは何も言わないでおもむろに私の鞄を漁り始める。別に構わないけど、言ってくれれば私がやるのに。
「何してんの」
「……テスト見せて」
「ちょっと待って」
ぽーいと私の鞄を私へ寄越して、不機嫌そうだ。
クリアファイルごと鈴城さんへ渡す。受け取った手が引く時に力を入れる。
「なに」
「鈴城さんのも見せてよ」
「嫌だ」
言うと思った。だから特に思うことも無く力を緩めた。
ひったくった様にクリアファイルを身に寄せて、1枚1枚点数だけを確認していく。
今日は機嫌悪いなあと思っていたけど、それは段々と強くなって行った。
「ムカつく」




