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2章 50
「え、それだけ?」と言おうとする前に首筋に痛みが走った。
言おうとした言葉は出るはずもなく、「いっ!」悲鳴にも近い声が発せられた。
「あ、ごめん加減間違えた」
「本当に?なんか私怨混ざってないよね?」
「岐阜さん、うるさい」
くそう、理不尽な。
でもそうか。鈴城さんは私が誰かと楽しそうにしているのを良しとしないのか。
……要望に応えようとすることがかなりキツくないかな。
「んー、じゃあ。私はどうしたらいいの?」
「分かんない」
不明瞭な回答と共に今度は指を噛まれる。
もう一度首かなと身構えていて全く異なる場所で、手を引いてしまう。これは、考え直した方がいい。




