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2章 48
ベットに座らされて、目元をタオルで隠される。
当たり前だけど何も見えなくなって、音で鈴城さんを探す。
今は後ろにいるけど、移動したみたいで、気配が分からなくなる。
「ねぇ、鈴城さん。居るよね」
キュッと心細くなって声をかけるけど、鈴城さんが返事をしてくれない。鈴城さんが答えてくれないと困る。
居るのに、居ないみたいになるのは嫌だ。
「ねぇ!」
「居るから」
鈴城さんは私の頬に手を当てて驚くくらい優しい声だった。
私に触れたその感触が今は唯一感じられるもので、目を隠されていてもその手を掴んでしまった。
掴んで私から離れないようにしたかった。




