2章 47
「質疑応答の形式にしよう」
「まあ、なんでもいよ」
仕方が無いから話すけど、自分の中でまだ纏まってないから、聞かれた事に答える。
それなら私は余計なことは言わないで済むし、気持ちの言語化もし安いと思ったからだ。
岐阜さんは難色を示したけど了承もした。
「その上で質問1つにつき噛む」
「なんでっ!?」
ペナルティでは無いけれど、これは一方的に私が……恥ずかしいから何かで帳尻を合わせないと気が済まない。
でも何も浮かばない。だから私たちの間での経験則だけならば、噛むか跡付けるか……キスだけだ。
なら1番まともだと思う噛み跡だ。
岐阜さんは驚き大きな声を出すから、私はムッとした。すぐさま否定されるのは好きじゃない。
「嫌なら無し」
「分かった分かった。良いよ好きなだけ噛みな」
岐阜さんは慌てて言い募る。
言い終わってため息を吐いた姿にイラッとしたから容赦しないことに決めた。どうにでもなれだ。
「それとコレ」
「なあにこれ」
「タオル」
クローゼットから適当にタオルを持ち出して手渡した。
今日の岐阜さんは表情がコロコロ変わって面白い。そうであるべきだ。
岐阜さんが何か言いかけたけど、その前に喋り出す。
「……私を見ない事。その為に」
「あー……、いやもうなんでもいいや」




