386/413
2章 42
「どうしたの元気ないねえ」
つまらない。そう感じてしまう日々が長々と続く。
私はどんどん無口になって言った。それを元気がないと解釈して心配そうに声をかけてきてくれるのは和氏さんだ。
「テスト前だからね」
自分で言ってハッとなる。本音を隠したと。その理由は鈴城さんと同じだと。
私は確信した鈴城さんは言いたい事を隠してるだけなんだって。
「なになに、牡丹は馬鹿なの?」
「こら、そんな乱暴なこと言わないの」
「私は3位位だと思うよ。中学の時その辺の順位だったし」
「海戸ちゃんより上だ」
「数学は負けないもんね」




