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弱味から始まる2人  作者: 新規四季
退屈から始まる2人

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2章 30

何でそんなに必死になってくるか分からない。

岐阜さんは初めてかも知れない。私を睨んだ。


本人にそのつもりはなくても、そう見えて。

この時だけ、私と岐阜さんが入れ替わってしまったのかと思った。

そんなはずは無いのに。


岐阜さんを押し退けると、思ったよりも強く押してしまって岐阜さんが背中が床に当たるほどだった。

岐阜さんの顔が歪んだのは痛みからだと思う。それ以外の理由が分からないから。


見下ろせばこんなにも弱く見える。


「帰って」

「嫌だ」

「帰って!」


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