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弱味から始まる2人  作者: 新規四季
退屈から始まる2人

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2章 25

私は部屋に入ってきた岐阜さんの持ち物を確認して、カバンの中に紙袋があることに気がついた。その紙袋は見覚えがあって、私が本を買った時も手にしたものだった。


「寄り道したの」

「しました。今日はその予定があったの」


悪びれる様子もなく、今しがた買ってきた物を私に手渡してくる。

手渡されても困るから押し返す。

岐阜さんは本を持っていつもより嬉しそうにしていて、無性にイラつく。


「岐阜さんの予定なんて知らない」

「なんと……」


岐阜さんは自分のプライベートが優先されない事実に驚き、苦笑いをする。怒らないなと思う。

酷いことを言っても受け入れてしまっている。


「それよりさ、呼び出すなんて珍しいね」


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