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2章 24
こうして友達と呼べる存在が出来てわかることがある。
自転車を漕ぎながら鈴城さんの家へ向かう途中、ずっとその事が頭を巡る。
鈴城さんにも可部小鳥さんや、奥付色彩さんのような親しい友達が居て、私との事は言えないよなあということだ。
どんなに親しくても、その中に秘密の一つや二つはある物だし、その最たるものになってしまった私には注意したいところだろう。
鈴城さんがピリピリしている理由が少しわかった。
それは思考の共有が出来たということでもあるなとポジティブに考えることにする。
鈴城さんの事になるとどうしても気持ち悪い思考になるなあと落ち込む。そうさせているのが鈴城さんなんだと勝手に責任転嫁して正気を保ちつつ鈴城さんの家に辿り着く。
視線を感じて鈴城さんの部屋を見上げて見ると、その部屋の主が民衆を見下す王のような目付きをしていた。
「ご立腹だ」




