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2章 21
鈴城さんには悪いけど、好きな小説の新刊が出る日だったからそれだけ買いに行こうとしたら白狼さんが付いてきた。
田舎にあるやたらデカイ本屋さんに白狼さんと自転車を漕いで来ていた。何も言ってないのに真後ろをピッタリ付いてきて、本屋に他着いた時に驚いた。
「和氏さんは良いの?」
「うん、生徒会の方行っちゃった」
「和氏さん生徒会だったんだ」
「えー、友達のことなのに知らなかったの?」
友達と思ってくれてた事に驚くと同時に嬉しかった。
自然と口角が上がってたのか、私の顔を写真に撮ってニヤついて居たから、私は意地悪な顔を撮ってやった。
和氏さんにその写真を送ったら、
『いいなあ、楽しそう!今度私も誘ってね!』
なんて返信が来て、私は鈴城さんが先じゃなかったら和氏さんに執着してしまっていたかもしれなかった。
……客観的に見ても私自身ヤバいやつすぎる。
自重しようと思う。
紙の匂いがここが本屋だということを伝える。
独特で特別な場所。




