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コップのお茶を飲み干して、トンッとテーブルにコップを置いただけ。それだけでも、鈴城さんはビクついた。
さすがに少し傷付いたけど、表には出さない。
「……命令するね」
鈴城さんは何も言わない。
私は肯定と捉えた。
「ねぇ、足に口付けしてよ」
馬鹿げた命令だと思う。
1度オナニーの為にそういう漫画をネットで読んで、そういうシーンがあった。
流石に直接肌と肌を触れ合わせるのは気が引ける。
だけど、教室で楽しそうにしている鈴城さんが少しでも、痛みでも後悔でも私の事で、消えない痕跡を刻めればいいと思った。




