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小さな呻き声を上げながらヨロヨロと鈴城さんが身体を起こす。
目をこすって私を見るや否や軽くお腹にパンチをしてきた。
全然痛くないけど、意図がわかんない。
ええ、と思って鈴城さんを見つめてると少しだけ頬が赤くって寝起きを見られたのが恥ずかしかったのかもしれない。
また可愛い一面を見れて私は嬉しい。
「来てくれたの?」
「成り行き」
素っ気なく言うけれど、そんな成り行きになるって事は少なからず私を心配して動いたからで、そんな風にしてくれる事が嬉しくて。
そして、唯一の人だから。
「ねぇ、鈴城さん」
「なに」
「……ありがとう」
「もう聞いた」
本当の思いが口にできずに、同じことを言う。




