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「通報したの鈴城鈴さんですよね」
人気のない音楽準備室まで付いてきて、嫌な予感はした。
まさか名前を知られてたなんて思いもしなかったし、私がやった事を言い当てられるとも思わなかった。
目をつけられると怖いしかなり慎重に各所にリークしたつもりなのに、何故かバレてる。
「なんのことか分からない」
一切の動揺を見せることなく、平然と嘘をつく。
ただの気まぐれと、退屈を守るためにした事で、それでお終い。
黒のカーテンで薄暗いを通り越して暗いこの場所では表情は読めないだろう。
納得するかは知らないけど、納得してもらう必要も無いし、さっさと帰りたい。




